
結構読み応えがありました。
主人公兄弟が、自分の本当の祖父がどんな人物だったのか・・・を、当時祖父と同じ戦場にいた人から聞いていく、という話。(ちなみに、その祖父とは零戦のパイロットだった。)
戦争とは遠い時代に生きる私達。
祖父母を亡くしていく歳になって、
こんな本に出会えてよかった。
ストーリー自身はフィクションなのだが、当時の日本軍や戦地でなくなって行った人の心に触れることができた、いい作品だった。
特に特攻隊として亡くなった人の心中を語る場面などは、
涙なしには見られなかった。
そして、驚きの結末。
人伝えに聞いてきた祖父の人間像の点が線になるとき、
戦争とは?命とは?
本当に深く考えさせられた本でした。
戦争ものに特有の、軍の言葉等、日常とはかけはなれているために、
慣れるまでは多少読みづらい部分もありますが、
手にとる機会がありましたら、ぜひともご一読するに値する本だと思います。
ついでに、話題になりました芥川賞受賞作品。

話題性ゆえに読みたくて読みたくて、
期待して手にとりましたが、
芥川賞をとる作品って、
私には合わないんでしょうね~~~。
描写が細かくて、本当に文章はうまいな・・・という作品なんですが、
感想は、ただひとこと。
読まなければよかった
たとえば、アカデミー賞とりました!!
みたいな映画のようなもので、
作品として見るとうまい・・・んでしょうけれど、
もっと見たい・・・とは決して思えない・・・というような。
クラシック音楽は好きですけど・・・何だか眠くなる・・・ような。
芸術とは、私にはどうやら理解できないもののようです。