南相馬市産米でも放射性物質不検出。 | 土壌菌の素顔 Ⅱ

土壌菌の素顔 Ⅱ

「土」は岩石の風化物などではない。「土」は有機物から生まれている。
「論より証拠」、自然界の有機物は腐敗などしていない。

昨年5月除染を目的としてリードアップを散布した水田でのできごとです。

場所は、福島県南相馬市H町。畜産兼業農家さんの圃場で試験面積は5aです。
2012年5月14日実施。圃場へのリードアップの散布量は標準量よりやや多く散布しました。(お断り:具体的な使用内容は手元にございますが、悪用を避けるために詳細な記載を控えます。ご了承ください。)

結果、除染効果は期待を裏切るもので、水田土壌からは高濃度の放射性物質が検出されました。しかし、収穫した米からは放射性物質は検出されませんでした。なお、米の放射能検査は広島大学にて実施されました。

後出しじゃんけんになりますが、この結果は大凡で推測できました。リードアップなら可能だと思っていました。なぜなら、昨年5月の山崎農業研究所総会時に発表された福島県有機農業ネットワークの方々の資料を拝見し、そこに大きなヒントが隠されていることに気づいていたからです。