自他共に認めるサッカー嫌いである。

厳密に言うとJリーグ、W杯日本代表、

そして大戦中の大本営発表を思わせる

マスコミの報道の仕方が嫌いである。


例えば昨日のウズベキスタン戦。

勝てば手放しに「日本代表快進撃!」

負ければ「惜しくもゴールを許すが、何かをつかんだアウェー戦」

そして結局、引き分けて「価値ある勝ち点1」って。

勝たなきゃ意味無いスポーツなんじゃないの??


こういう日本人全員で何が何でも讃美しようという

宗教じみた行事がサッカーだと思ってる。


でも僕は空気を読める大人を目指しているので

facebookなどでは書かない。

でもW杯が近づいてくれば書いてしまうかもしれない。


なぜならfacebookには公式キャラクターの「ナビ豆しば」という

柿ピーのような犬のキャラクターが

日本代表選の実況をつぶさに、なおかつ勝手に

共有のウォールに書き込んでくるため

試合があった事すら知らない僕でも

意識をしなくてはならないからだ。


この「みんなも興味あるでしょ」という姿勢に腹が立つ。

しかもこの柿ピーの書き込んでくる実況というのが

「ドキドキ・・・」とか

「ゴーーーォォォル!」とか

つぶやき未満、トイレの落書き以下の文章。


知らんがな。

チラシの裏にでも書きこんどけ。


きっと柿ピーの中の人ってメガホン持ってTV観戦、

その勢いでユニフォームのまま帰りの電車に乗っちゃうような

ちょっと恥ずかしい人なんだろうなと思う。


まぁ最近はJリーグも下火のようですし、

W杯は24年に一度くらいになってくれればいいかな。





言葉を無責任に発信するというイメージの

Twitterは性に合わないので避けてきたけれど、

このたびfacebookを始めてみた。


ブログとは違い、顔写真とプロフィールを出して

リアルな知り合いとの繋がりが展開されていくので

もちろん無責任な内容や愚痴は書けない。


実名を公開して不特定多数から検索される以上、

僕が忘れているだけで

「おい、10年前に貸した1000円返せ」という

アプローチがあってもおかしくない。


人によっては元カノと今カノと、その元カレが

それとは知らず馴れ合うという

混沌とした状況もあるのかもしれない。


親しいと思っていた仲間達が知らぬうちに

皆で楽しそうにキャンプしている写真がアップされ、

呆然と膝を抱える日が来るかも知れない。


TwitterやMixiを避けて通っていたのも

なぜリアル社会で散々、人に気を使った挙句、

ネット上でも気を使わなきゃならんのですか…

といったところが多々あったからだ。


ナイナイの岡村が

「俺、ブログもTwitterもやっていないから

TVで何言ったって炎上しないもんね」

と言っていたけど、まさに強みだと思う。


とりあえずfacebookは

情報の非公開が細かく設定できるし

仲間との連絡用に使ってみようと思う。


また僕のような団塊ジュニア世代は学生当時、

携帯やメールアドレスなど普及していなかったので

今あらためて懐かしい友人の名前を検索して

連絡が取り合えるのは嬉しい。


始めて4日ほど経つが、旧知の知り合いを含めて

やっと15人程度に繋がりが膨れ上がってきた。


友達の友達リストの中に、何度か会ったことのある

「こいつ、友達少ねーだろうな」と思っていた人がいたので

プロフィールを覗いてみたら、

友達400人オーバーしていて軽いショックを受けたが…。




21年ぶりの復活と聞いて大人しくしていられない団塊Jr世代。

ちょうど高校卒業くらいでしょうか、バブルの残り香が街に漂う

18~19歳の一番楽しい時代を共に過ごした音楽…

ブルーハーツ、ARB、ジュンスカ、レッドウォリアーズ、

もうどれも解散してしまいましたが

そのなかでも当時の僕らが「カッチョいい!」と夢中になった

吉川晃司と布袋寅泰のユニット、COMPLEXが2日間限定の復活。


当時、朝から晩まで一緒に音楽を聴きまくった

学生時代の友人と行ってきました東京ドーム。


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東京ドームに到着すれば

会場付近は推定36~45歳のやや高めな年齢層。

男率多し!皮下脂肪率高し!


ちょうど青年からオッサンへと脱皮を遂げる多感な時期、

見事にハゲあがり脂が浮き腹が出て完成形に達した方から、

脱色した金髪にタトゥー、そしてロックなTシャツ、

循環器系の不調と見分けのつかない色黒さを持つ、

まだ若さを諦めきれていない方まで、

様々なアラフォーを見る事が出来ます。


まぁ1990年前後にたった2年程度の活動でしたし、

目立ったヒット曲もありませんでしたから

10代、20代のファンを全く見かけないのも仕方ありません。


そしてライブ開始。

セットリストは21年前のドームと全く同じです。

オープニングは「BE MY BABE」のコーラスが流れ

左から布袋、右から吉川が現れ

中央でガッチリ握手を交わし、スタートです。


4万人強の割れんばかりの歓声、

会場は年齢を感じさせない100%スタンディングで

みな、右手を突き上げます。


やっぱりカッコイイですねー、吉川晃司。

アイドルからスタートした彼、

もともとは甲高い声で何を言っているかわからない

英語と日本語の中間のような歌い方が特徴でしたが、

このコンプレックスから低い声で歌う事も多くなり、

歌手としては一皮むけた気がします。


自分が育ててきたかのような言い方ですが、

実は僕、吉川晃司のファーストアルバム

「パラシュートが落ちた夏」から

ほぼ全てのアルバムを買い揃え

何度もライブにも足を運んだ吉川ファンなのです。


確かもう46歳になるはずですが、

この東京ドームの公演でも

クネクネと足を動かす得意のダンスも全く衰えていません。


ブランクを感じさせないどころか

さらに進化、洗練された演奏に

もう21年前にタイムスリップしたかのような錯覚を覚え

周囲を見渡すと…アレ?


6曲目くらいで体力の限界に達し、座り始める方がチラホラ。

さらにトイレが近くなっているのでしょう、

バラードのコーナーでは席を立つ人もチラホラ。

やはり寄る歳の波には勝てず…でしょうか。


ともあれ全盛期の曲を堪能できた2時間半。

「恋を止めないで」から「1990」までの流れが

たまらなく盛り上がりました。


もう二度とコンプレックスのライブを見られないのは

寂しいですが、今回の再結成をキッカケに再始動、

なんてのも安っぽいので

1晩だけ21年前に戻った…という思いで満足をしたいと思います。