何ももってないですよ。

本当ですよ。信じてください。

何も持ってないんです。

嘘じゃありません。

希望に満ちた顔でこっちを見ないで下さい。

困ります。その希望の光で私の薄汚さがより一層目立ってしまいます。

私の白は本当は白くなかったあややのCMのようです。

何も持っていないんです。

だから励まさないで下さい。

貴方様の勘違いなんです。

申し訳ない。申し訳ない。

私が何も持っていないばっかりに、貴方様に不快な思いをさせてしまいました。

申し訳ありません。

ありもしないものを押し付けるのは止めて下さい。

どうして押し付けるのですか!あ、ああああああああああ!

そうですよね、あって当然のもの、持ってない私がおかしいんですよね。

すみません。本当にすみません。

それを押し付けるだなんて人聞きの悪いことを。

私はなんて心が汚いのでしょう。

神様、お許し下さい。

いや、よくよく考えたら神様って誰でしょう。

うちでお祀りしている神様のこともよく知りません。

神棚にいらっしゃる神様は、一体なんの神様なんでしょうか。

そんな事も知りません。なんという無知。恥ずかしい限りです。

それにも関わらず、私は毎年神棚に向かってお願い事をし続けていたのです。

そんな信仰心の欠片もない私の事を、一体どこの神様が救ってくださるというのか。

神様もきっとお怒りでしょう。

今すぐにグーグルさんで調べます。

こんな事までインターネットな世の中です。

なんでもかんでもネットネット。便利になりましたね。

そうして便利になった分だけ、私の体重も増えていくわけですね。


宇和ああああああああああ亜あああああああああああああああああああああああああああああああああああ