への字稲作を行っている我が田んぼ、今まで基肥も含めて肥料を施さずに来ましたが、やっと施肥する時期が来ました。「への字」と言うのは肥料の効果(肥効という)をグラフにしたとき、への字になるようにする栽培方法です。具体的には栽培初期と後期には肥効をおさえ、中期に肥料をドンと効かす栽培方法です。その肥料を効かせる時期というのは出穂45日くらい前とされていて、私の予想では今日がその日です。

とは言ってもこの暑さの中、肥料を首から下げて田んぼの中を歩き、手で蒔くのは辛すぎます。そこで去年は水口から硫安を流し込みました。しかし、あまりうまく施肥できたとは思えませんでしたので、今年は奮発して動力散布機を購入し、それで肥料を飛ばすことにしました。

でも、我が家の田んぼは正方形に近く、畦から飛ばしても田んぼの中心までは肥料が飛びません。したがって当然散布機を背負って田んぼの中を歩カなくてはなりませんでした。30アールの田んぼは正確な正方形なら一辺55㍍くらいになるのです。それが30㍍×100㍍の30アールなら両方の畦から肥料を飛ばすと、全体に施肥することができるのです。こう言うときはウチの田んぼの形を恨めしく思います。

今日もフラフラになって家にたどり着きました。