新宿からJR線・東武線直通の特急列車で約2時間。

鬼怒川温泉駅からは、ダイヤルバスが10分弱で

ホテルまで運んでくれる。



鬼怒川温泉ホテル


昭和6年創業(創業77周年)とは言っても、

建物の外観は前近代的な団体客向けホテルで、

歴史的な重みは全く感じないが、どこか懐かしい感じはある。

内部は2006年3月のリニューアルによってだと思われるが、

高級感のあるいい雰囲気に仕上がっている。



鬼怒川

ホテルの真下は鬼怒川の渓谷だが、

4階客室からの景色は山側の従業員駐車場でがっかり。


気を取り直して大浴場に向かい、まずは石造り大浴場「湯里」へ。


縦に長い内風呂は、ホテルの規模からすればそれほど広くはなく、

微高温浴風呂、低温浴風呂、ゲルマニウム風呂、トルマリン風呂が

手前から一列に並んでいる。

鉱石を使っているところからして、天然温泉かどうか怪しく、

お湯から温泉らしさは感じられない。


一番奥に位置する露天風呂も、露天というより外気浴?というくらい

閉鎖的な空間だが、川の音と森のにおいが感じられるだけまだまし。


翌日の朝は、木造り大浴場「渓谷の湯」へ。

こちらは、リニューアルされた際につくられたのか、

女性を意識したコンセプトがはっきりしていて、好感が持てる。


内風呂は、半身浴風呂と木枠で3つに仕切られた木造り大風呂のみだが、

川側に外気が取り入れられるテラスのようになっている健緑石風呂と

ゲルマニウム風呂がある。目隠しによって、景色はあまり望めないが、

内風呂でも露天でもない新しいジャンルの風呂としてはおもしろい。


ちなみに、本当の露天風呂は、岩風呂で「湯里」よりは若干広い。


どちらの大浴場も、泉質は別として、サウナと水風呂もあって、

特に「渓谷の湯」の方は、十分に満足できる設備が整っているが、

対岸にも建物があるせいか、露天からの眺めが楽しめないのが残念。

せっかくの渓谷美がもったいない。


[DATA]

評価:★★
泉質:単純温泉

住所:栃木県日光市鬼怒川温泉滝545

露天:有
宿泊:可
日帰り入浴料金:-

日帰り営業時間:-