与勇輝展を見てきました | ringomamaさんのブログ

与勇輝展を見てきました

松山三越で開催されている「与勇輝」さんの人形展をみてきました。大勢の人で流れに沿って見て行ったので、人形の一つ一つを堪能するまでには至りませんでしたが、それでも明治、大正、昭和初期の人間像を子供の姿を借りて人形に凝縮しているようで、凄かったです。「幸福」と題された作品は母親が大きい乳房を赤ん坊に含ませている姿でしたが、特に派手な表情があるわけではないのに「幸福」が伝わってくる作品でした。

この会場で二人の叔母に偶然出くわしました。叔母たちが読めなかったという「夕餉のしたく」・・・ゆうげのしたく・・・・は今では使われない言葉ですが、水を運ぶ少女の動きがけなげで前掛けをたくし上げている何気ない姿もよかったです。「新米さん」の掃いている銀杏の一枚一枚にも動きがあり、風が吹いてまた吹き上げられるのではないかと思わせるほど写実的でした。いつかきっと与勇輝ミュージアムでゆっくり人形たちに会って来よう、と・また幸せな夢が膨らみました。