マクラーレンM8A製作記(その3)
ひとつ前の製作記でプラ板で追加した部分を組み合わせるとこんな感じです。
しかしこの三角形の坪庭みたいなのをなんで設けたのでしょう?
そんなことを思いながらもディテールを追加していきます。
リアカウルのウィングは実車では後から追加されたようになってますので、
そう見えるようにスジボリ堂のケカギでスジ彫りを追加していきます。
ビニールテープを貼ってスジ彫る時のガイドとします。
そしてカウルに取り付ける部分をプラ板で追加して、0.5ミリのピンバイスでモールドを追加します。
また、ボディサイドのガソリンタンクの部分には実車の画像を見ると
うっすらリベットがみえるので、ビーディングツールでリベットを打ち出して
流し込みタイプのタミヤセメントで接着していきます。
フロントタイヤの上側のサスアームのパーツを分割して後からボディにはめられるようにします。
これでボディのパーツを組んだ時の整形作業を確実にできるようになります。
キットではフロントカウルと一体になっているドアの部分のスジ彫りが
少し乱れている感がありましたので、瞬間接着剤+硬化剤で一旦埋めて、
これまたスジボリ堂の0.2ミリのケガキで掘り直しました。
これでボディの大体のディテールアップは完了。塗装に移ります。
まずはタミヤのホワイトプラサフを吹いて乾燥させた後、
1200番の耐水ペーパーで中研ぎます。
そして
ガイアカラーのイエローにブライトレッドを少々と純色グリーンをごく少量混ぜたオレンジを
ピースコンで吹きつけます。
1/18スケールという少々大きなスケールなので、持ち手のペットボトルも3本必要としました。
続く
マクラーレンM8A製作記(その2)
4月に入り、新しい年度になりました。
新しい職場、学校等に入られた方々、引き続き同じ場所に通われる皆様、
お互いがんばって日本を盛り上げていきまっしょい。
家の桜も金曜日にようやく咲き始めました。次の週末位が見ごろかな。
さて、製作記の続きです。
各所のヒケを埋めつつ、ボディの修正を進めていきます。
ノーズの大小のダクトの形が台形状で
実車の角を丸めた長方形状とは異なるので棒ヤスリで削って修正していきます。
また、ノーズ自体の形状が金型の割の関係で面構成が異なっているので
これまた棒ヤスリで思いっきり削って修正します。
こんなんなりました。
また、リアカウルのオイルクーラーやブレーキを冷やす為のダクトが繋がる穴の向きが
成形の都合上、上から開けたふうになっているので、実車同様、穴が前に向くように修正します。
そして、電池受けの金具を差し込むための凹部をプラ板で埋めてしまい
電池が入る為の開口部の上から見える部分だけをプラ板で塞ぎます。
ガソリンタンクの側壁にあたる部分も電池が入ることからスカッと無くなっているので
これで大体の外形の修正は終わりました。
ここから、さらにディテールを加えていきます。
続く
マクラーレンM8A製作記(その1)
ありがたいことに2月も引き続き製作の依頼をいただきました。
お題は最近再販された、タミヤ1/18スケール、マクラーレンM8Aでございます。
1968年のシーズンで走ったクルマって、私が生まれた年ぢゃなひですか。
同シリーズのポルシェは何度か再販されましたが
このマクラーレンはこれまで全然再販されなかったみたいで、
皆様待ち焦がれていたという声がちらほら聞こえたりします。
蓋を開けるとパーツがいっぱい。
とはいうものの、昔のキットですのでスケールの割には
それほどパーツ数は多くはありません。
発売当時には入っていた、走行の為のモーターや電池受けの金属パーツは
今回の再販では無くなっています。
けどボディのパーツを裏から見ると、
単3電池の入る穴やスイッチが取り付く部分がそのままに。
走行が前提のキットですので、ドライバーのフィギュアが付いています。
もちろん、ブルース・マクラーレンさんがモデルですよね。
以前、M7Bを作るときに資料として買った本を再び引っ張り出してきます。
ですが、正直あまり資料向きの写真はありません。
そんなこともあり、基本的に自作パーツは用いず
キットの雰囲気を生かした方向で製作を進めていきます。
まずはボディ各部にある、突き出しピンの位置にでてくるヒケを
やすりを当てたり、瞬間接着剤+硬化材で埋めたりして無くしていきます。
ルーバーやNACAダクトはキットの形そのままでいきます。
続く