最近黒モノ家電が売れていないそうだ。白モノ家電にとうとう売上を抜かれたとも書かれていた。

今の黒モノにはどん詰まり感しか感じない。デシタル放送に完全移行して画像が鮮明になり、電波の周波数域も整理された。いままで使えなかった周波数帯も空きができて情報の相方向伝達もできるようになった。
だが、放送局はそれを使いこなせていないし戸惑っている迷っている。設備投資ができないほど金回りが悪い。
だから番組がツマラない。どこを観ても芸人と女子アナのMCが舞わすバラエティばかり。情報もネットからの二番煎じ。ネット世代がテレビを観てもすでに知ってることばかりで何も情報量が増えていかない。

なぜこんなにどん詰まり感しかないか。それは黒モノが黒モノのままだからだと考える。テレビはテレビ、HDDはHDDなままで、それぞれの垣根を超えるものを作らないからだ。
ネットに繋がるテレビ、動画サイトから動画を落として観るHDD。ならばPC一台で事足りるのにそうしない。
テレビの中身が基板と部品ならPCだって同じなはずなのに無理矢理でも住み分けようと意固地になってる。
頭が固い社員しかいないのか、日本の電器メーカーには。
最近ようやく大手にも「液晶テレビにHDD繋いで番組録画」機能を作るところが出てきたが、それだってどっかの無名のメーカーがやったことの二番煎じだ。PCじゃとっくの昔にやってることだ。先陣を切ろうというメーカーはどこにもいない。嘆かわしいことだ。

白モノ家電にだってできることじゃないのか。電子レンジとトースターを足すことだってできるはずだ。オーブンレンジよりも低価格で出すことだってできるはずだ。

それに、今の家電は壊れやすい。のに、直しにくい!
このブログやツィッターで何度も言うが、うちのオーブンレンジはおいらが生まれてから一度も買い変えていない。30年ずっとだ。
壊れなかったのではない。壊すような使い方をしていないからだ。割れたり折れたりするような材質ではないからだ。
その分重い。だが、家電を移動させることはあるか?まずないだろう。引っ越ししない限りキッチンの模様替えなどしないはずだ。移動する必要がないなら重さなど無視できるのに、本体をプラスチックや樹脂にする理由はなんだ?
それは買い換えさせるためだ。わざと弱い造りにして壊れやすくさせるためだ。5年位で定期的に買い換えさせるために、需要を枯渇させないためにわざわざ脆く作らせているのだ。

長くなったが、今の黒モノ家電メーカーは総じて守りに入っている。だから番組も面白くない。この状況を打開するのはやはり家電メーカーなのだ。




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