私たちの住む県は田舎なので


盲学校の同級生はいない。


かろうじて、

一つ上の学年に1人お友達がいるので、


幼稚部さんは


2人だけ。






以前は、

未熟児網膜症の子がちらほらいたようだが、

医療の進歩と共に減ってきたそうで


最近は児童数もめっきり減ったとのこと。




そして

以前は点字を使っていたような弱視の子でも、

今はタブレットで拡大して読めるようになったので

点字を使う子も、ほとんどいないそうだ。


(だから、弱視の子は地域の保育所幼稚園や小学校に行くことが多いとのこと。)






息子は先天性の全盲なので

点字なしで生きていくことは不可能だと思われるので、

久しぶりの点字を使う子になるとのことだった。


(一つ上のお友達はどこまで見えているのか、まだ小さくてわからない様子。息子は眼球自体ないので、わかりやすく全盲なのです…)






というわけで、


盲学校幼稚部の入学式は


入学者


1人


という、


圧倒的な手厚さのもと行われた。






そんな中、

義父母から

「私たちも入学式行ってもいい?」

と言われたので、


息子1人の入学式に

大人15人くらいで囲むという

とんでもなく親が緊張する入学式となった。


(校長先生の挨拶も、息子1人に向けての挨拶なので、適当に聞けないという緊張感笑い泣き)






息子はというと、


何となく雰囲気は察したようで、


大人しく椅子に座って参加してくれた。


(最近、じっと座れなかったり、たまに大きな声を出すこともあったり、不安だと私にしがみつくこともあるので心配してたけど、無事に1人で座って参加できました。)



 


そういえば

少し前にあった娘9歳のピアノの発表会も、

静かに出来るのか?

始まる前はとんでもなく不安だったけど、

始まってみれば、

借りてきた猫のように静かにじーっと聞いていて驚いた。

入学式の写真はなくて、

ピアノの発表会の時の写真↑

いつも不機嫌な寝起きにも関わらず

めちゃくちゃお利口に聞くことができた。

ホント驚き。








あともう一つ驚いたことが。



入学式が終わって、

私たち両親が

担任の先生から色々説明を聞いている間

息子は教室で義母たちとご機嫌に遊んでいて


さぁ帰ろうかと車に乗ってから

オムツを変えようとしたら

息子が、

「これ脱ぐ。入学式終わったから脱ぐ。」

と入学式用の服を脱ぎたいと言ってきた。



着心地にうるさい息子で、

普段、帽子はかぶらないし

蝶ネクタイも絶対嫌だと言っていたけど、


入学式用に

着やすそうな服を見つけて

大人しく着てくれて良かったと思っていたけど、


「入学式だから着ないといけない」

ということを理解していたようで

それ、わかってたんだ!と驚いた。






まだまだ出来ないことがたくさんだけど、

何となくわかることも増えてきているんだなと、

成長を感じる入学式となりました。





ちなみに義妹ちゃんから、

「卒業式は絶対号泣ですね」

と言われたけど、


大人だらけで緊張して、

絶対泣けない気がしてる泣き笑い


(保護者私たちだけだし、大抵泣くのは母親なのに私1人だし不安)









そんなこんなで

親も息子も緊張した盲学校の入学式。

さぁ、これからどうなるかな?

 


入学式当日の

超ご機嫌な息子さん。

入学前から

教育相談で月イチ通っていたので

とりあえず、不安はなさそうです。