2008年8月5日20:22
日もすっかり暮れ、りんこの動きが活発になってきました。
明らかにそわそわし、お腹を蹴ったりと陣痛が来ています!!
20:40
尻尾をあげ、しきりに振っています。
糞も軟らかくなってきました。
子宮から産道(膣内)に子牛が出てくる時は直腸が圧迫され、糞が下痢気味になります。
こうなるともう30分~1時間以内に子牛は出てきます。
20:50
いよいよです!
お産は基本的に座って行います。
座っていきんでは立ち、ウロウロして陣痛に耐え、また座っていきんでの繰り返しです。
20:53
りんこが立ち上がり突然森の方へ早足で歩きだしました!!
「ど、どこにいくんだ~!!」
僕は追いかけました。
しかし、追えば追うほどりんこはスピードを上げ森の奥に入っていきます。
普通、牛は群れで行動するので単独でどこかに行ったりしません。
しかも夜中に・・・
焦りました。
森の中は月明かりもなく真っ暗。
木も草も多い茂るので数メートル先も見えません。
「ガサガサ」という音を頼りに当てずっぽうで森を走りました。
やがてその音も聞こえなくなり、僕は夜の森の中で一人に。。。。
完全にりんこを見失ってしまいました。
もう見つけるのは不可能でした。
30分ほど探しましたが、危険すぎるので仕方なく放牧場を後にして家に帰りました。。。。。。。。。
もう、気が気でなかったです。
2008年8月6日6:09
僕は不安いっぱいで山に上がりました。
放牧場の広々とした草地に牛たちはいました。
でも、りんこだけがいません。。。
僕は再び森に入って行きました。
「いた!!!!」
「子牛は?子牛は?子牛は?いない???どこに?どこに?いない?」
バクバク心臓がなっていました。
よ~く見るとりんこの足元に黒い影が。。。
「い・いた・・・」
バクバクが止まりません。
山の中で産ませるなんて初めての事。
「死んで、いるんじゃ、ないの。。。?」
最悪のイメージが頭を駆け巡ります。
飛び出そうな心臓を抑えながら僕はりんこのもとにむかいました。











