先日の雨ですっかり散ってしまった桜です。
今年の桜はピンク色が濃くて、ほんのりイチゴ味がしそうです。
桜の咲いている間、関東では雨の多い日でしたが、関西ではお花見日和だったようで、娘からはお花見の写真や動画がいくつも送られてきました。
 
もうすぐ2歳になる孫も、もう大人と同じものがだいぶ食べられるようです。
 
言葉も文章になってきて
チーズオイシ
とか
ノリ(海苔)アァガト(ありがとう)
とか話しているのでビックリです。
 
今の孫の頭の中では、シナプスがどんどん触手を伸ばして増殖しているのかと思うと、イイ刺激をどんどん受けてほしいなあ、と思います。
 
そしてそんな時に私が読んでいる本はコレです。
 
随分前に図書館に予約していた本が、数日前にやってきました。
 
この本は2023年2月に出版されたものですので、コロナ禍以降の世界の変化にも触れています。
 
この本の目次で特に印象的なのが
 
勉強してもよく寝ても「3時間以上のスマホ」で台無しに!
 
早速読んでみますと『スマホに長時間触れている子供は学力が低い』という調査結果が得られたとのこと。
 
スマホを見ていると睡眠時間や勉強時間が削られるから、それは当たり前って思われるかも知れません。
 
それが違うんです‼️
 
スマホを1日2〜3時間見ている子供は、9時間たっぷり眠って、毎日3時間勉強しても、平均学力を下回ってしまう、という衝撃的な結果が。
 
眠っても眠らなくても、勉強時間の長さに関係なく、スマホを長時間見ている子供たちの学力は総じて低いのです。
 
スマホを見ているとなぜ⁉️
 
それは脳の一部分しか使わないから。
 
脳は使わないと衰えていきます。筋肉と一緒です。
人の身体は使わないと退化してゆくものなのです。
 
 
 
そしてスマホの影響は、成長過程にある子供だけではありません。
「デジタル認知症」「スマホ認知症」という言葉をご存知ですか?
 
デジタル機器に依存することで、年齢を問わず、アルツハイマーと似た様な症状を起こすとされています。
 
 
スマホではないですが、子供達が小さい頃はなるべくテレビを見せない様にしていました。
 
「テレビを見せない方が子育てが楽になる」とある人から聞いたからです。
テレビなどの視覚から入る情報は、あまりに多すぎて子供の考えるチカラを削いでしまうから、一人で遊べない子供になると。
 
当時は、ベビーサークルに子供を入れてテレビの子供番組を見せておけば安心、なんていう人がまわりに沢山いました。
 
その光景がとてもイヤでした。
 
まるで檻に入れられた動物みたいだったんです。
ベビーサークルの中でテレビの前に座らされて、ただぼうっと画面を眺めている子供の姿にゾッとしました。
 
そんなこともあって、小さい頃の娘たちにはなるべくテレビは見せないようにしていました。
それで子育てが大変だったということはなくて、放っておいても本を読んだりパズルをやったりと一人で遊べる子達でした。
 
そして今、二人の娘たちの家にはテレビがありません。
必要ないからいらないんです。
スマホもパソコンも持ってはいますが、単なる道具でしかなく、四六時中見ている訳ではないので、二人ともLINEの返事はとても遅い。
 
もちろん孫もテレビを知らない生活です。
スマホを見せることもほとんどありません。
見せると怖いほどに興味を示してしまうからだそうです。
 
割とデジタル機器からは離れて暮らせてるのではないかと思います。
 
そんな中で暮らす孫が、どんなふうに大きくなっていくのか、その成長過程を楽しみにしています。