今日は時々行くカフェで、ステキなイベントがあったので伺ってきました。
会場になったのはguucafeさん。
 
 
 
そこでの「ほくほくっ!」デザートコース。
 
『季(とき)のくじら』の野口さんが作ってくださるデザートです。
 
 
 
家で毎日料理をしていると、どうしても煮詰まってくるので、時々ステキな人が作るお料理を食べてみたくなります。
 
ということで、申し込んでみました。
 
会場のguucafeの店長さんが、とてもしっかりした人で(と私が勝手に思っている)、そのお店でなら間違いない、と。
そして行ってみたらとってもステキな空間と時間を頂くことに❣️
 
まずは本日のメニューはこちら。(ちょっと隠れてる🙄)
最初の
『始まりのデザート』
 
なんてステキな響きでしょう。
もう始まる前からワクワクです。
 
そして小さなお店の中にはお客様が4名。みなさまお若い方ばかりで、完全に私は浮いている。。
 
でも気にしません。美味しいものを食べるのに年齢なんて気にしてられません。
 
そして最初に出てきたのはコレ❣️
 
ラベンダー風味のブランマンジェ。
その上に洋梨とカモミール風味のソース。そしてディルが飾られています。
 
作り手の野口さん。
「秋から冬へ移ろう時期って白いイメージがあるので、白いデザートを」
 
すかさず質問。
「雪の白ですか?」
 
「いえ、霧とかのイメージです」
 
そうか空気がひんやりしてくる時に出てくる、その霧ですね。
 
そう、野口さんの作るデザートには、全部ストーリーがあるんです。
 
それをイメージしながらいただくと、ただ食べるのとは味が全然違います。
 
そう、ひとくちひとくちが愛おしいと言うか、すごく大切に食べたくなるんです。
 
そして、思わず唸りそうになったのが、この上に乗せられたディル。
 
普通はサーモンなどの魚料理に使われるものです。
 
まずは、デザートに使われているのにびっくりしました。
 
そしてブランマンジェと一緒に食べてみたら、すごくスッキリするんです。
 
ミルクの味でいっぱいになった口の中をさっぱりさせてくれます。
 
すごい‼️
 
ラベンダーの香りもついていましたが、それも初めての感じです。
 
どちらもしつこさを軽減してくれるのです。
 
デザートって美味しいのですが、最後の方ってどうしてもしつこくなって、味に飽きてしまうことが多いです。
それがディルとラベンダーのおかげで全くないんです。
 
きっとそれらのハーブが消化も助けてくれているはずです。
 
そしてお次はコレ‼️
 
奥のジュレはレモングラス風味です。
 
その上に和紅茶のアイスとRiz au lait (リオレ)つまりミルクがゆ(白いの)そして柿や青リンゴが乗ってます。
そして驚きなのが、見えませんが銀杏‼️
 
デザートに銀杏は初体験です。
 
あの他にはない歯応えが絶妙で、ミルクがゆのおかげか、全く銀杏臭くないんです。
 
何なんだ、これは‼️
と舌もびっくりです。
 
普段お米も牛乳も口にしませんが、コレを食べた後は鼻が詰まることもなく、ただひたすらに美味しかったです。
 
このデザートに込められた野口さんのイメージは、落ち葉のカサカサ感。
 
柿と青リンゴのチップスとチュイールを崩しながら、まるで落ち葉を踏み分けて山の中を歩いているような気分です。
銀杏だって食べられちゃったし。
 
デザートを食べてハイキングしてる気分になったのはこれが初めてです。
すごい世界観だなあと感動しました。
 
手前のかぼちゃプリンもかぼちゃが超濃厚❣️
 
カラメルにはブラックペッパーが入っていて、スッキリ味です。
そしてクリームの上のローズマリーがまた、いい仕事をしてました。
 
食べませんが、ほんの数分載せていただけで、クリームに香りが移って、すごくさっぱり風味になるんです。
 
クリームにローズマリーの組み合わせも初めてです。
 
そしてこれにはコーヒーが2種類。
 
それぞれのデザートに合うように、軽めのものと重めの風味のものが用意されています。
 
このコーヒーもとても美味しいんです。(ただいまカフェイン断ち中でしたが、せっかくなのでいただきました)
 
豆にもとてもこだわっていらして。
 
美味しいコーヒーって、冷めても変な酸味が出てこなくて美味しいままなんです。
 
ここのコーヒーは温かいうちに飲んで、そして冷めてから飲むという、味の変化が楽しめます。
 
どこまでもこだわり切った食べ物と飲み物が次々と…。
 
カフェの店主さんと野口さんのココロがたくさん詰まったお菓子と飲み物で、お腹一杯になりました。
 
その温かいおもてなしで、更に胸もいっぱいです。
 
そして思いました。
 
こう言う表現の仕方もあるのだと。
そして、いろいろな手段で人は自分を伝えたい生き物なんだなあって。
 
言葉で伝える、それが得意な人もいれば、不得意な人もいる。
 
自分の思いを伝えたい、人は誰でもそう思っていて、そのために日々暮らしているのではないかしら。。
 
そしてその手段はなんでもいいし、自分の得意な何かを見つければいいのかもしれない。
 
自分の思いをお料理を通して伝える、そんなお若い人たちとステキな時間を過ごしてきました。
 
そしてそれだけではなく、何だかとっても大事なことを教わった気がしています。
 
今日はこれだけでは終わりません。
 
そのあとは、知り合いの方のコンサートでクラッシックに浸ってきました。
 
チャイコフスキーとグノーの音楽です。
 
カフェでいただいたお土産も一緒に💞
 
 
音楽も自分を伝える有効な手段です。
 
そんな午前中のカフェでの刺激を受けた後に、聴く音楽はとても素晴らしかったです。
 
なぜ⁉️って
 
200年経った今でもその音楽に触れられる、そのこと自体がとてもすごいことだと。
 
その音楽を通して作曲家の思いに、現代でも触れられるなんて、とってもステキなことではないですか。
 
と改めてクラッシックの素晴らしさに気づいてしまいました。
 
そんなことに気づくきっかけを、そしてステキな刺激をいただき感謝感激です。
 
そしていま、私は何で自分を伝えたらいいのかしら、とう〜んと頭を抱え込みそうになっています。
 
とりあえずはこの文章で。(足りないことだらけですが、今はコレしかなくて。。)
 
何だか気持ちを新たにさせてもらった一日でした。
 

 

via Naomi'S
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