お久しぶりです。

前回の更新から4ヶ月経ってしまいました。

その間、車検のための車の整備やら、仕事の過密化など鉄道レイアウトへかける時間が取れずに、制作できずにいました。

ちょっと健康を崩したことも重なったんですが、それも改善して心も軽くなったのか、放置していた山岳部もいじるようになり、ある程度出来たので更新することにしました。

 

前回の更新ではレイアウトの照明の整備でしたが、それ以前から放置していたのが、この山高帽こと山岳部分です。

ちゃぶ台に収まってるレイアウトのトンネル部分にちょこんと載せるだけの仕様になっています。

 

 

これに更に発泡スチロールで骨格を足して木粉粘土で肉盛りし、彩色を施すとこんな感じになります。

 

 

この間の工程もお見せしたいのですが、どうやら写真を撮ってなかったみたいです。

骨格の発泡スチロールは捨てるはずのゴミから、木粉粘土と彩色に使ったアクリル塗料はすべて100円ショップと、ここまで費用は2000円ほどです。

どうせだからと、もの凄い切り立った岸壁と深い谷をこしらえました。

極端に見えますが、林鉄の資料を漁っていくと、これくらいまだ甘いという風景が続々出てきて震えます。

かつて明治時代から大正、昭和にかけての鉄道全盛期に日本の林鉄に携わった方々は、なんと厳しい自然条件の中で鉄路を切り開いて来たのかと、圧倒される思いです。

手近な場所でも、奥多摩へドライブする時など、崖っぷちの巨大な橋台、高所を横切る橋梁などに驚かされて来ましたが、それに比べたらこの程度の岩肌なんて、レイアウト地上高のスケールで50メートルくらいの山です。

たいした高さじゃありませんよね(無理やり納得w)

 

 

スケール地上高30メートルほどの岸壁に林鉄線路、そしてさらに15メートルほど上に廃棄されたっぽい林道を通してみました。

ここから見下ろす町の全景は壮観、の予定です(見下ろしても左右が切れますからねぇ)

岸壁の林鉄は途中短い隧道を通ります。

 

 

こんなような岩肌の隧道も廃線探訪HPでよく見かけるものの再現です。

自分では行ったことが無いので、実際どうかは分かりませんが、そこは想像力でカバーですが、ちょっと外側の壁が薄かったような気がします。

線路があからさまにZゲージのそれなのは見逃してくださいw

枕木を抜くことも考えたんですが、面倒なのでそのままにしましたが、今から見ると橋の部分だけでも抜くべきだったかも。

 

次は小さな木橋の制作です。

素材ではいろいろ悩んだんですが、結局細い角材をさらに削ってより細くしたものを使用しました。

 

 

このタイプの木橋ですね。

名称は知りません(笑)

 

 

この橋を作っていて思ったんですが、Nナローは小さい、細かい、よく見えないの三重苦で、何度部品をつま弾いてしまって作り直したか!

部品が細かすぎて一度弾いてしまうと二度と見つからないんですね(笑)

これが車両となると……。

これはNナローが流行らない原因のひとつなんですかね。

 

とりあえず気を取り直して木橋の仮合わせです。

こんな感じ。

 

 

谷の部分は石垣にして強度を保つ仕様ですね。

でも橋架けてみて……これでも部材が太すぎたか??

また作り直すのも面倒だから気が変わる前にさっさと彩色して仕上げてしまいましょう。

 

 

木橋の色は有りもののマホガニーです。

いいかげんですね。

でも言い訳じみていますが鉄道レイアウトは、ある程度テキトーじゃないと次に進まないと思うんですよね。

どこかでぴったりのホワイトメタルの木橋とか出たら速攻買うんですけどね。

 

そんなわけで、木橋さえ設ければあとは気が楽です。

手持ちのターフだとか粉とかスポンジとか総動員して緑化です。

ざっと緑化してこんな感じ。

 

 

後からの説明になりますが、岩肌の彩色はいろいろ写真を観察してじっくり塗った方が良くなりますね。

緑化の作業はまだまだ半分です。

この後はのんびり考えます。

崖の部分の不自然な粘土細工っぽく見えるところを草や灌木で隠したり、蔦を垂らしたり。

左端のトンネル上部の絶壁(一番不自然な部分)には落石防止用のネットもかけたいですね。

あと出来合いの木を購入してワンポイントで植えて行くとか、出来ることはいろいろですね。

でもまぁ、いちおう仕上がったという事にして、レイアウトの上に載せて撮影します。

 

 

こりゃけっこう禍々しいw

忘れてますが谷筋に渓流?もつくらないといけませんね。

こういう谷筋の川ってどう作るんだろうか!

 

 

こんな感じですが、いきなり崖が切り立っていてものすごい違和感を感じますが(笑)こんな町もあるかも知れませんし。

載せてる隙間のコルク板が目立つので、あとで誤魔化す細工をしましょう。

細工には高価なパテなどは使わずに100円ショップの木粉粘土なんですが、これがとても使い勝手がいいです。

水を加えて練れば柔らかくなりますし、けっこう細かい造形にも耐えますし板や発泡スチロールにも良く貼り尽くし、乾くと軽いし悪いところが全くありません。

難点は在庫が薄い点ぐらいで、見つけたら買い込みます。

この山岳部はあくまでこのレイアウトのオプションなので、いずれもっと低い山バージョンも作ると思います。

前に話した、スカイライン道路のコーナーと展望台のある低山プランです。

 

こんなレイアウトになりましたが、部分部分で写真で切り取ってくると印象も変わるのが面白いところですね。

 

 

林道部分から見下ろして。

林道はもうちょっと暗い茶色のほうがいいかもですね。

これは線路用の砕石そのままですからね。

それにしても高い……。

柵がないと怖い……落ちたら死にますね。

 

 

あぁ、谷筋から町を見ると風情がありますね。

写真で撮ると印象がガラッと変わって面白いですね。

それがレイアウトの醍醐味でしょうか。

 

 

南側のカーブはとても急で、崖も深いので写真で撮るとスリルを感じるところです。

実際車両を走らせるとしたらスケール速度20km/s制限くらいの場所ですかね。

 

 

こんな感じになってしまいましたが、いまのところNナローの車両が無い状態です。

どこかでZゲージの貨車車両とかを探して改造して作るしかないようです。

裏にも線路を回してエンドレスにしてモーターカーを走らせたいですがロクハンの動力ユニットなどを改造してなんとか出来るかなとか思ってます。

 

 

はぁ、地上はホッとしますね。

あ、まだ人がいない、無人だ。

 

ではまた。