私は 松下電器で

現役の頃

出張の多い仕事だった。.


仕事一筋で

家庭を顧みるゆとりは

余りなかった。


家庭の事は

全て 

妻に任せ放しで

色々と苦労をかけた。


妻は

家庭を守り

親戚付き合いも良くして 

棚橋家を立派に

支えてくれた。


棚橋家の

大きな功労者だった。


5年前に

明るくて しっかり者だった

妻が 思いも寄らない

アルツハイマー認知症

を罹った。

 

二人でゆっくり

余生を楽しもうと

思っていただけに

「何で?」「どうして」と

はじめは

信じられなかったが

事実だった。


悔しかった。

 

私は 妻の
これまでの功績の

ご恩返しをしようと

最後まで認知症の

面倒を看てあげようと

決意した。


懸命に自宅介護を続けた。


当初は

認知症のランク 要支援2

から始まった。


暫くして進行し 

要介護1となり

病気が瞬く間に進んでいって

最後は要介護4 となった。


介護が精神的、肉体的に

負担に感じるようになった。

それでも介護を続けた。

要介護4になってから

思いもよらない

色々なことが起った。


一番大変だったのは
毎日の排泄ケア(特に便失禁)と

幻覚症状だった。

終盤は、毎日のように起って

素人介護の限界を感じた。


そのとき

共倒れになるかも

知れない程

肉体的精神的に

追い詰められた。

毎日疲労が溜まっていった。

 

ケアマネに相談した。


55年間も仲良く連れ添った妻を

施設に預けるのは

とても可哀想に思った。


しかし、私の体調の事も考え

断腸の思いで

グループホーム

(認知症共同生活施設)に

お世話になることを決断した。


入所後 妻は、施設で

認知症状が起るものの

持ち前の素敵な

笑顔と明るさを 取り戻してくれた。


やはりプロにお任せしたのが

良かったと安心した。 

思い起こせば

5年間の自宅介護は

本当に大変だった。


私と同じような立場で

自宅介護で

ご苦労なさっておられる方が 

全国に 沢山おられるのでは

ないかと思った。


私が体験したことが

少しでも

お役に立てば良いと思い

素人ながら 

5年間の闘病生活の様子を

本にしてみようと思った。

そして原稿を書き始めた。


2017年の

12月始めから

パソコンの

キーボードを叩いた。


 延べ60日間  

600時間かけて 

72000文字 

130頁の原稿を書いた。


あるきっかけで 知り合った

大阪に本社がある

かなめ出版社

(電子出版専門)の 

人の協力を得て

1冊の本にまとめることが

出来ました。

 

夜遅くまで

執筆活動に苦労しただけに

出版社から

アマゾンのキンドルへ

「配信しました」の

電話を貰ったとき


嬉しくて 嬉しくて

感激し 

感無量になりました。


これが出版に至った

いきさつです。

 


●本の検索方法は

Amazon(アマゾン)の

Kindle(キンドル)コーナーで

棚橋正夫

と打ち込んで貰えば

検索されます。

(費用もかかりましたので 

ワンコイン500円の有料と 

させて頂きました。)


認知症介護の知恵と工夫
↑     ↑     ↑

上の青文字をクリック下さい。


ご関心のあるかたは 

どんな内容か 一度ご覧下さい。


●上記の QRコードは 下記です。


     

    

本の表紙と 

  その目次を

    紹介します














素人が書いた本です。


読みづらい面も 至らない表現も

あろうかと思いますが 

お許し願いたいと思っております。


この本を通じて 

多くの皆さまに 

私の思いが伝わば 

この上もない幸せです。