ハァイ!

サンタメってきいた事ありますか?キョロキョロ


漢字で書くと三為って書くんですけど、

最近では三為業者も本当に減りましたがそもそも三為とは第3者のためにする特約付きの売買契約を略して三為って言うんですけど…昔の言い方で言うと中間省略なんて言ったりもします。ニコニコ

今は中間省略はNGなんですが、基本やってる事は同じで、


まず不動産の所有権を持ってる所有者から不動産業者が不動産を買います!

これが1の契約!

それを第三者であるBさんに売ります!

これが2の契約!


そして…通常所有者から買主に所有権を移転するんですが、間に入ってる不動産業者は所有権を移転せずそのままBさんに所有権を移転する方法なんですが…




スルガさん全盛期…

バンバン会社に電話かかってきて…

あのどこそこの物件三為できますか?

って市場価格の物件を三為?

いくらで売るんだよって思いながらも電話対応して…

銀行に出すのでネット落としてください!


なんて言われ…





結局…





市場価格の物件を三為して、利益を間に入ってる業者さんがたんまり上乗せしてお客さんに売ってくるんです…



例えば700万の区分マンションを、不動産業者Aが所有者から購入!

これ契約その1です。


これをBさんに1,200万ぐらいでさらに売り渡す!

これ契約その2です!


1と2の売買契約が完了したら、

所有者 → 不動産業者A → Bさん

へと大体同日に残代金の支払いが行われて、

所有権移転登記は

所有者→Bさん

に直接移転させるので間に入った不動産業者Aは登記上いない事になります。


これが三為の流れなんですが…



例でも記載したように、間に入る不動産業者Aはたんまり利益を上乗せして転売してます!

理由は仲介手数料で売主さん買主さんの間に入るよりぼろ儲けできるからです!

ハァイ!
これでお客さんをカモにした、利益主義の売り上げが上がっちゃいます!

登記を入れていない不動産業者Aは、もちろん登記が入ってないので、不動産取得税を払う必要もなく、購入する時に間に仲介会社がいれば仲介手数料を払って、Bさんに転売する時に上乗せしちゃえば痛くも痒くもありません!
さらにBさんに直接不動産業者Aが販売すれば…販売時に仲介手数料がかかる事もないです。

ちなみに700万の物件の場合、仲介手数料が3%+6万円と消費税なので、純粋に業者の売り上げとしては税抜きで、27万!

売主、買主の両方の仲介に入ったとして各27万なので、54万…


上記の例だと、購入価格700万、販売価格1,200万、購入時に仲介手数料を払い、売却時は直接Bさんに売ったとすると…

1,200万-700万-27万=473万!


473万ですよ!

ハイ!ぼろ儲けですね!グラサン

仲介で生きてきた僕からすると仲介手数料ってバカバカしくなりますが…ガーン

完全に利益重視の会社のやり口です…


ちなみにに上の例は実際にあったお話です。

Bさんとの面識はありませんが、三為をする不動産業者Aからいきなり会社に物件の問い合わせがあり、
「〇〇と言う物件ですが、まだありますか?三為ってできますか?」と言われ三為に関して売主さんも売れるならとの事で、了承を頂き僕が仲介に入って不動産業者Aに購入してもらいました…

その後決済(代金の支払いと所有権の移転)も無事完了し、所有権移転後の登記簿を見てみると…

このありさまでした…

(通常現金で購入された場合は登記簿には名義変更しかのりませんが、融資利用すると、抵当権が付くので、融資額がしっかり記載されてます。)

ちなみにこの時、同じ区分マンションのお部屋が2部屋同額で売り出してたため、2部屋ともこの不動産業者Aが購入し、2部屋ともBさんに転売しておりました…

この登記簿を見た時は本当にゾッとしましたし、後悔でしかありませんでした…

売主さん的には売却できて良かったのかも知れませんが、買主さんは今は良いのでしょうが、築年数が経つにつれ家賃は下がり、返済も家賃だけじゃ追いつかなくなり…


売却しようにも融資額が高すぎて売却ができない…
不足分の融資額を手出しして市場価格で売却できる方ならまだ良いですがそんな人ばかりじゃありません。


地獄です…


本当に反省しかありません…えーん




ちなみに三為する業者さんも2パターンいましてもう一つのパターンはまた次回!


お楽しみに!