「柵(しがらみ)と 云う言葉に 惑わされ」

 

 

 9月21日に開会した9月京都市会は、「決算市会」とも言われ、前年度の決算に加え、補正予算や条例制定などの審議を行い、市長提出議案55件を可決等した ほか、議員提出議案(意見書)9件を可決し、10月30日に終了いたしました。

 

 私は、市長総括質疑において門川市長が、大きく間違った方向へ行かなかったのは、市民や議会の声、良い意味での「しがらみ」があったからと総括させていただきました。

 

 「柵(しがらみ)」とは、現在では、水の流れをせき止め、邪魔をすることから 「絡みつくもの・邪魔をするもの」という意味で使われていますが、元来決して悪い意味ではなく急激な川の流れを穏やかにする人工的な堰であり、先人の知恵によって川の氾濫を防ぎ、人間の生命を守るという意味であります。

 

 門川市政は様々な柵の中、4期16年の最後の決算で、市民のご理解ご協力のおかげをもち、22年ぶりの黒字、特別の財源対策の前倒しの脱却を果たしました。しかし、まだ、改革は道半ばであり、残された任期を京都の成長のためしっかりと道筋をつけて頂くよう私からも強くお願いいたしました。

 

 さて、11月市会は、11月27日から12月12日の日程で開会され、門川市長にとって最後の市会となります。「百里を行く者は九十を半ばとす。」ということわざがあるとおり、今市会でも求めてきた行財政改革計画の改善など、最後の最後まで市長の決断から目を離すことなく、私もなお一層、京都市政に取組んで参りますので、皆様のお声をお聞かせ下さい。引き続き宜しくお願いいたします。

 

季節の変わり目ゆえ、ご自愛下さい。