内定式に接して考える | 田中しんすけ オフィシャルブログ Powered by Ameba

内定式に接して考える

今日も胸を張って、元気よく!!

福岡市議会議員

田中しんすけ34歳でございます。



気付けば10月。

今年の9月は前半は早く、後半は遅く、そんな時間の流れだったような気がします

(→自身の抱える仕事のバランスのせいでしょうかw)。


 さて、本日はニュースを見て思い出したことも含めて。

 10月1日は、全国で一斉に内定式が行われる時期でもあります。

 学生のみなさんにとって最初の社会への入り口を決める就職活動、企業側も規模の大小を問わず全体的に採用数を絞り込んでいる中で、ひとまず社会へ飛び出すきっかけをつかまれたみなさん、おめでとうございます。


 田中しんすけもこの時期になると、もう13年前になりますか、意気揚々と某金融機関の内定式に参加して、同期(になるはずだった)のみんなと夜遅くまで騒いで、「共に来年から頑張ろう!これからの日本の金融界、いや、世界の金融界を支えていこう!」と血気盛んにみんなを煽っていたにもかかわらず、入社式には自分一人だけいなかった…そんな男の話を思い出します。
そんな男のプロフィールはこちらから(笑)↓

http://www.tanakashinsuke.jp/


 しかし、一昔言われていた「この会社に入れば安泰、将来はバラ色」という指摘はもはや幻想になりつつあるようです(自分が最初の就職活動をしていたころの10年前は、まだ流布されていたことですが…)。

 大学までの間に勉強することと、社会で求められる能力の間にギャップがあることはこれまでも述べてきたつもりですが、運よく企業の内定を得て社会人としての一歩を踏み出した後でもそのギャップに悩まされる人は多いでしょうし、その「社会に求められる能力」を身に着けて強化していくための勉強も、日々欠かすことが出来ません。


 就職活動という言葉を聞くについて、いつも考えさせられるのは教育の話。

 人間が自分の人生を豊かなものにして、幸せを感じて生きていくために必要なスキルは、なんといっても「考える力」ではないでしょうか?

 子どもの頃から、身の回りの環境や社会的な事象(別に大事でなくても、「なぜ学校で勉強するの?」というレベルでも構わないのですが)に対して「なぜそうなのか?」を考える。次第に、「自分がどういう風に生きていきたいのか」、もっと言えば、「周りの人や地域が幸せになるために自分に何ができるか?」、もっと広く、「自分が世の中のためにできることは何なのか?」・・・そのようなことを自分自身で考える力があってこそ、そのために必要な知識や起こすべきアクションというものが見えてくるわけで。


 学校教育というのは、そのような「考える力」を醸成し、その考えに基づいて一人一人が判断した際に、それを実現していくためにはどうすればよいか、その手段を提示してあげる。それが学校の役割であり教師の役割ではないかと思います。

 そして、生徒児童一人一人にそのような態度で接するためには、教師が真剣に向き合うような環境作りが必要

(→そういう意味で、少人数学級といった仕組みは必須です)。


…何だか内定式の話から教育の話にシフトしてしまいましたが、とにかく、大人の世界でも子どもの世界でも、「相手と向き合う」というという基本姿勢があれば、ポジティブに生きていける人は多くなるのではないかと思います。




田中慎介