九大移転・跡地対策協議会視察2011(2日目:滋賀県草津市) | 田中しんすけ オフィシャルブログ Powered by Ameba

九大移転・跡地対策協議会視察2011(2日目:滋賀県草津市)

今日も胸を張って、元気よく!!

福岡市議会議員

田中しんすけ33歳でございます。



 おはようございます。九大移転・跡地対策協議会の視察2日目です。

 宿泊地である京都の天気はあいにくの雨模様。これからバスで滋賀県に移動し、草津市役所にて立命館大学との連携事業についてお話を伺ってから、実際に立命館大学の琵琶湖草津キャンパス(BKC)を視察します。ちなみに、群馬県草津町ではなく滋賀県草津市。よって、温泉で有名な草津とは違います(^^)


 京都からバスで1時間程度揺られて草津市役所に到着。

 立命館大学との連携担当部署である総合政策部の職員から、草津市の概要およびキャンパス誘致の経緯について説明を受けました。草津市は琵琶湖の南東部に位置する人口13万人の都市。福岡市城南区と同じ人口規模。琵琶湖草津キャンパスの開校は平成6年だとのこと。それから17年経過している計算です。


 平成6年の開校当初5000人だった学生数も、平成23年には18000人まで増えて、これは草津市の昼間人口の1割強とのこと。よって、学生が快適な生活を送るために必要なインフラ・政策についてもその比重は大きいようです。

 説明を聞いて気付いたのが、草津市周辺には立命館大学だけでなく、龍谷大学、滋賀医科大学、京都大学の生態研究センターなど大学集積がなされている点。これらも合わせると学生人口は結構な数になるんじゃなかろうかと。草津市役所を出てから、立命館大学琵琶湖草津キャンパスに向かいます。


田中しんすけ オフィシャルブログ Powered by Ameba-BKCにて事務局の説明を受ける

 立命館大学の琵琶湖草津キャンパスにて、研究部事務局の方から産学連携の実態について説明を受けました。琵琶湖草津キャンパスは、起業家輩出拠点としての「梁山泊」でありたいという話がとても印象的でした。ビジネスニーズの創成というコンセプトで尖った運営をしているのが功を奏しているようです。
 さらに、

「今日は九州大学の職員の方は来られてないんですか?」

との立命館大学事務局の方から問われて、今回は福岡市議会で作る協議会のメンバーだけだと応答すると、大変残念そうにされていたのも印象的。

 こういう視察は、大学職員が自ら志願してでも危機に来るべきだとの力強い指摘は、私立大学と国立大学との性格の差からくるものなのか、それとも同じ大学人として切磋琢磨していきたいという仲間意識からくるものなのか、そのあたりは測り兼ねましたが、立命館大学の大学としてのミッションや情熱は明確に伝わってきました。

田中しんすけ オフィシャルブログ Powered by Ameba-五街道のひとつ、東海道
 BKCでの視察を終えて草津市内へ。市役所裏側にあたるお蕎麦屋さんでお昼を取りましたが、どうもこの道路は五街道のひとつ、東海道と呼ばれていた道だということ。確かに左右に連なる建物も趣があるように見えます。景観指定されている地域なのかも。


田中しんすけ オフィシャルブログ Powered by Ameba-マンションの入口もこんな感じ

 この通り沿いに見かけたマンションですが、エントランス部分が瓦をあしらった和式になっているのがお判りでしょうか?福岡市ではこのような作りのマンションはなかなか見ることはできませんが、これもこのあたりが観光地であるということと、周辺住民がその景観を守っていこうという意識の強さがなせる業なのでしょう。



田中慎介