子宮頸がん等ワクチン接種事業について | 田中しんすけ オフィシャルブログ Powered by Ameba

子宮頸がん等ワクチン接種事業について

今日も胸を張って、元気よく!!

福岡市議会議員

田中しんすけ32歳でございます。


【子宮頸がん等ワクチン接種事業について】

 今日から来週の月曜日にかけて、福岡市議会では2月議会が開会されます。

 この時期の議会は、年度末までに国で決まった補正予算を地方分と合わせて執行するために、福岡市が提出する補正予算案を審議することが仕事の中心となります。


 今回の議会に先立ち、特に勉強させて頂いたこととして、子宮頸がんワクチンの接種に関する公費負担が挙げられます。

 正式には「子宮頸がん等ワクチン接種事業」と呼ばれる事業ですが、昨年末に国が決定した子宮頸がん、ヒブ、小児用肺炎球菌予防のためのワクチン接種を公費負担で実施するという方針を受けて、福岡市議会でも補正予算を付けて事業化するというものです。


 少し長くなりますが、下記に概要をお示しします。


=====
子宮頸がん等ワクチン接種事業

【概要】
・子宮頸がん予防(ヒトパピローマウイルス)ワクチン
→3回接種
・ヒブ(インフルエンザ菌b型)ワクチン
→4回(0歳児)、1回(1歳児以上)接種
・小児用肺炎球菌ワクチン
→4回(0歳児)、2回(1歳児)、1回(2歳児以上)

 上記ワクチンの接種を促進し、公衆衛生の向上及び増進に寄与する
ことを目的として、接種対象者で接種を希望する方が無料で接種を
受けることが出来るよう、接種費用の公費助成を行うもの。

【接種対象者】
・子宮頸がん
→約31,600人(中学1年生~高校1年生相当の女子)
・ヒブ
→約69,100人(生後2か月以上5歳未満)
・小児用肺炎球菌
→約69,100人(生後2か月以上5歳未満)

【実施期間】
平成23年3月1日~平成24年3月31日
※ただし、子宮頸がんについては、
3月1日~ … 平成22年度高校1年生のみ
4月1日~ … 平成23年度中学1年生~高校1年生

【2月議会の補正予算額】
15億9098万円
※全体額のおよそ半分が市費投入
(内訳)
・子宮頸がん … 6億4500万円
・ヒブ … 3億8100万円
・小児用肺炎球菌 … 5億7800万円
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 要約すると、この補正予算が通れば、

「対象者は無料で子宮頸がん、ヒブ、小児用肺炎球菌ワクチンを接種できる」

ということです。


 ここで注意しなければならないのは、子宮頸がんワクチンについては高校1年生は3月中に接種しなければ、残りの回数の公費負担を受ける権利がなくなるという点です

(これは、私の学校の先輩からも指摘を受けた点です)。

 制度上、翌年度の高校2年生は今年の3月中にワクチン接種を済ませておかなければなりませんので、対象となる方は、早めに市役所もしくは医療機関に相談されることをお勧めいたします。




田中慎介