心理学で人生を楽にしたい!
そんな目線で心理学を勉強しつつ
カウンセリングもしております
いちご大福と申します
前回は
グルーミングによる性被害の問題
について記事にしました
今年3月にBBCニュースで
ジャニー喜多川氏による
ジャニーズJr.に対する性加害が
日本では黙殺されている問題が
世界に報じられましたが
未だに日本では
メディアでその話題が
取り上げられることはほぼなく
グルーミングという
喜多川氏が性加害に用いた
海外では知られている方法も
一般的には
知られていません
前回は
グルーミングによる性犯罪から
子供を守るために
グルーミングの知識と対策について
書きました
今回は
本当のことなら何でも伝えて良い?
という内容です
ときどき
「だって本当のことだから」と
相手を不快にすることを
悪びれずに言う人
っていますよね
でも
本当のことだったら
どんなことでも
伝えるのが正しいこと
なんでしょう?
今回からは
「伝える」「受け取る」
ということをテーマに
いくつか記事を
書いてみようと思います
人に何かを伝えるのが苦手…
と言う方や
傷つけるつもりはないのに
傷つけてしまう…
と言う方、
また
人の言葉から気分を害されやすい
というような方は
是非読んでみて下さいね
また、現在
オンラインカウンセリングも
承っています
詳細は公式LINEで
説明していますので
興味を持っていただけたら
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よろしくお願いします
(登録してもいきなりカウンセリングとは
なりませんので安心して下さいね☺︎)
今回の内容本当のことって、それ本当?
事実なら、伝えるのが正しいこと?
「受け取らない」という対処法
自分の発言によって
相手が傷ついたり
怒ったりしたときに
「だって本当のことだから」
とか
「本当のことを言っただけなのに怒られた」
などと
自分に非はないと主張する人って
たまにいますよね
「本当のことだ」と
さも正論のように言われると
不愉快なのに
なんと返していいか分からなくて
悶々としてしまう…
なんてこともあると思います
でも、そもそも
本当のことって、それは
本当のことなのでしょうか?
例えば
女なんだから
料理くらい出来なきゃダメだ
みたいなことを
さも正論かのように言う人って
未だにいますよね
この人にとってはきっと、
料理は女性がするのが当然で
それが出来なければ
結婚に差し支えると思っていて
さらに
女性の幸せは結婚だ
みたいに思い込んでいるため
女性は料理が
出来なければいけない
というのが
正しいことになっているのでしょう
この人にとっては
それが正しいことなので
正しいことを言って
誰かが不快に思ったとしても
「自分は本当のことを
言っただけだから悪くない」
となるのかも知れません
…でも
これは
この人にとっては、正しいこと
この人にとっては、本当のこと
なだけであって
事実ではありません
料理は出来た方が
健康や節約面で
メリットがあると思いますが
それは
男女問わずそうですよね?
自分は料理をする気がなく
女性にやらせる気満々で
女性が料理は苦手だというだけで
批判するような男性とは
結婚しなければ良いだけですし
そもそも
結婚するかしないかも
自分が決めていいことなので
他人に口出しされることでは
ありません
これは極端な例ですが
このように
「だって本当のことだから」の
「本当」の中には
その人が
「本当」だと思っているだけ
ということが、よくあります
正しいと思うこと、
本当だと思うことは
人それぞれ違います
それを理解せず
自分の正しいと思うことを
当然のことと思って
うっかり
他人に押し付けるような
発言をしてしまえば
相手が不快に思うのも
無理ありません
じゃあ、事実だったら
どんなことでも
伝えたら良いかというと
それもやはり
そうではないですよね?
例えば
ある人が知人を悪く言っていた
のを聞いたとして
本人にそれを伝えたら
傷つくのは
容易に想像できますよね?
また、伝えることで
その後の2人の関係が
悪くなる可能性すらあります
事実であったとしても
それを伝えることで
相手に明確な利益がないのであれば
伝える必要はないはずです
でも中には
伝えたら相手の気分を害すると
分かっていて
しかも
伝えても相手にとって
メリットが少ないことを
わざわざ伝えたがる人って
いますよね
それで誰かが傷ついても
「自分は本当のことを伝えただけ」と
正しいことをしたように
認識する人もいます
おそらく
こういう人の中では
本当のことを伝える=正しいこと
というような方程式が
成り立っているため
自分は正しいことをしただけだから
その結果、誰かが傷ついても
自分のせいではない
というような
認識になっているのでしょう
でも
さっきも書いたように
「正しいこと」というのは
人によって違いますし
絶対的に
無条件で正しいことなんて
ほぼ存在しません
そして
本当のことを伝えるのは
常に「正しいこと」という
わけではありません
本当のことを伝えたあとに
誰にも何も
良いことが起こらず
なんなら
悪いことが起こってしまうなら
それは、
事実だとしても
伝えない方が良いこと
でしょう
大切なのは
自分が本当のことを伝えることで
あるいは、
伝えないことで
その後どんな影響があるのか
を考えて
それを踏まえた上で
伝えた方が良いのか
伝えない方が良いのか
もし伝えるなら
何のために伝えるのか
考えて
自分の発言に責任を持つ
ことです
盲目的に
本当のことは伝えるのが正しいと
思い込んで
よく考えずに
「だって本当のことだから」
と人に伝えてしまうと
相手や周囲を傷つけて
自分自身の人間関係が
悪くなってしまう可能性があります
もし
「だって本当のことだから」と
自分の考えを押し付けたり
言わなくて良いことを
言ったりする人が
あなたの身近にいて
不快に思うことがよくある
としたら
結構ストレスですよね
怒って攻撃的になっては
相手との関係が
悪くなるリスクもありますし
上手く言い返せずに
悶々としてしまうことも
あるでしょう
もし
相手との関係を
あまり悪くしたくはないけど
悶々ともしたくない
という方は
相手の言葉を
「受け取らない」
という方法を、お勧めします
(別に関係が悪くなっても良い相手で、反撃したければしちゃえば良いと思いますが笑)
相手の言葉を「受け取らない」
というのが
どういうことかと言うと
例えば
自分が正しいと思うことを
「本当のこと」と
あなたに押し付けようとしてきたら
「あなたはそう思うんですね」と、
相手にとっての
「本当のこと」は否定せず
でも
自分と相手の認識の違いに
きっぱりと線を引いて
自分にとっての
「本当のこと」を大切にする
という感じです
勝手な考えを押し付けられて
不快だからって
まともに相手をして
「それは違う」と
押し返そうとしても
あなたが疲れて損するだけです
押し返さずに
自分には関係ないこととして
横にスッとかわしちゃった方が
楽です
これは別に
言葉にして伝えなくてもOKで、
表面的には何も言わずに
適当にあしらって
心の中で
「私はあなたとは違うので」
と線を引くだけでも
精神的負担は減ると思います
ただ、
事実であったとしても
聞きたくないことを
お節介にも伝えられた場合は
受け取らないというのも
中々難しいかも知れません
例えば
自分が人から
悪く言われてたことを
告げ口されたら
頭から追い出すのも
簡単じゃないですよね
こういうときの対処法は
色々あると思いますが
1つ、心の中の対処法として
その事実は、全てではなく
切り抜かれた事実でしかない
ということに
目を向ける方法があります
自分のことを
悪く言ったのが事実だとしても
それは
文脈の中の一部で
全体としては
あなたのことを
悪く言っていたわけではないかも
知れません
もしかしたら
そもそも
悪くなんか言ってなくて
告げ口をしてきた人が
悪く解釈しただけの可能性
すらあります
大切なのは
悪く言われたという
切り抜かれた1つの事実を
「あの人は私のことが嫌いなんだ」
みたいに
全体の大きな解釈に
広げないことです
1つの悪い出来事を
そのまま大きく
広げてしまうと
本当はそんなに
大したことじゃない
出来事が
大問題になってしまって
余計なストレスを
作ってしまうかも知れません
1つの事実は
1つの事実のままに
留めておきましょう
そして
今後そのようなことを
防ぐために
「私はそういう話は聞きたくない」
ということを
伝えてしまうのも良いと思います
「なんでそんなこと言うの!?」
のように
相手を責める返し方を
してしまうと
相手はおそらく
悪気はなくて
なんなら正しいことをしてると
思っているので
自分の正しい行動を
否定された気になって
相手との関係が
悪くなってしまうかも知れません
(別に悪くなって良い相手ならそれはそれでok)
穏便に済ませたいなら
相手の正しさを否定はせず
でも
それを自分は受け取りたくない
ということを
伝えましょう
不要な物をあげると言われた時に
「私は要らないです」
と丁寧に断るイメージです
何度断っても、理解できずに
押し付けようとしてくる人も
中にはいますが
何度でも断りましょう
相手を否定せず
自分の気持ちを伝えるだけなら
そこまで関係が
悪くなったりはしません
恐れずに断りましょう
世の中には
色んなことを言ってくる人がいて
不快に思うことも
あると思いますが
他人を変えることは
出来ないため
これ自体をゼロにするのは
かなり難しいです
なので、自分の方で
「受け取らない」という
対処が出来ると
少し楽に生きられます
簡単ではありませんが
少しずつ、試してもらえたら
と思います
今回はここまでです
いかがだったでしょうか?
最後までお読みいただき
ありがとうございました
次回は
「伝える」のと「伝わる」のは別のもの
という内容を
書いてみようと思います
興味を持っていただけたら
是非フォローよろしくお願いします
また、
もし人間関係でストレスがあり
自分だけでは
対処が難しいというそんな方は
私が直接
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