心理学で人生を楽にしたい!
そんな目線で心理学を勉強中の
いちご大福と申します
育休が終わり
まだ2日しか働いてないのに
くたくたになってしまいました
やはり
脳が処理する情報が
格段に増えるから
それでこんなに
疲れて眠いのかなあなんて
考えたりしてます
仕事は楽しくて
みんないい人なので
大変ありがたいのですが
疲れるものは疲れますね
私事はさておき!
日にちが空きましたが
前回予告した記事を
書きたいと思います
今回から数回に分けて
脳の処理機能について
書いてみたいと思います
脳がどんな風に
情報を処理しているのか
普段、意識している人は
少ないと思いますが
無意識を意識下に持ってくると
思考の不具合や新しい気づきが
得られたりします
是非読んでみて下さいね
今回の内容自動的処理と統制的処理
人間は認知的節約家
ん?と思った時が大切
まずは
人間の情報処理の
仕方について
ちょっと難しいのですが
なるべく分かりやすく
説明したいと思います
ここで言う情報処理とは
何か行動するとき
または見たり聞いたりした
知覚情報に対処するときに
脳で行われる処理
のことを言います
なーんて、
文章にすると
難しく聞こえますが
単純に
人と話をしたり
車を運転したり
なんなら
歩いたり食事をしたり
日常の全てのことは
必ず脳が処理してることで
これらすべてに関する
脳の働きを情報処理と
言っています
そしてこの脳の処理は
大きく二つに分けられます
一つは、あまり考えず
ほぼ無意識に行われる
自動的処理
もう一つは、
注意して意識的に行われる
統制的処理です
例えば車の運転
教習所に通い始めた頃は
エンジンをかける動作でも
まずブレーキを踏みながら
エンジンをかけて
シフトレバーをドライブに入れて
サイドブレーキをあげて…
などなど
意識して考えながら
操作しますし、
運転中もハンドル操作や
スピード調整など
一つ一つの動作に
注意を必要とします
でも、
運転に慣れてくると
そんなこと一切気にせず
同乗者と会話をしながら
ほぼ無意識に
運転することが出来ますね
これは
運転初心者のうちは
統制的処理で意識的に
行っていたものが
運転に慣れたことで
自動的処理に
切り替わったのです
実は車の運転のように
日常の思考や行動の多くは
自動的処理に頼っています
何故かと言うと
世界は情報で溢れていますが、
人の脳が一度に処理できる
情報量には限りがあるため
全てのことを一つ一つ
統制的処理で
丁寧に行っていては
脳の働きが制約を受けて
動きが鈍くなってしまうからです
脳はパソコンでいうところの
cpuのような物だと
思ってください
統制的処理は
脳にかかる負荷が大きいので
同時に複数の処理は出来ません
(優秀なcpuなら出来るのかも?)
だから人は、
これまでの経験を活用して、
慣れていて深く考えずに
対処できることには
自動的処理で
あまり脳に負荷を
かけずに対処し、
脳の資源を節約しているのです
そんな人間の側面を
認知的節約家
と言ったりします
しかし自動的処理は
脳への負担が少ない分
正確性や柔軟性には
欠けることがあります
ルーチン的な作業なら
自動的処理で問題ないけど
正しい判断や普段通りでないことに
対応する場合は
統制的処理が必要ということです
ではどんな時に
統制的処理がされるかというと
まずは通常とは何かが違う時です
例えば
一人暮らしの人が
家に帰ってきて電気を点けた時、
普段通りであれば
いつもの自分のルーチンに
移るはずですが
ん?何かがおかしい…
と、理由は分からないけど
立ち止まったとします
そして
部屋をよくよく観察してみると
泥棒に入られていたことに
気がつくのです
この、ルーチンに入らず
ん?と思った時
人の思考は自動的処理から
統制的処理に移行しています
または
より注意して的確な処理が
必要だと自分が考えている時
人は統制的処理を利用します
例えば
普段、何気なく一緒に過ごしていた
仲の良い友人が
ある日を境に恋愛対象になったとき
今までどんな風に一緒にいたっけ?
といつも通りに振る舞うことが
難しくなったりしますね
これは
それまで注意を払わず
自動的に処理していた振る舞いが
その日を境に
適切に振る舞う必要がある
と判断され
統制的処理に切り替わったのです
統制的処理は
こんな風に急に切り替わる
ことだけではなく
もちろん勉強する時とか
雨の日の夜の運転とか
ブログを書いている時とか
注意を必要とする場合に
使われている処理なのですが
何気なく行動していたのに
何かがおかしい…
と気になったり
いつも通りに行動出来ず
慎重になっている時は
自分で気付いていなくても
脳がいつもと違うよ、
慎重にする必要があるかもよ
と教えてくれている
可能性があります
例えば
笑顔で人に接する人は
通常いい人と判断され易いですが
なんか胡散臭い…
と何故か分からないけど
相手に慎重になっている時は
その直感が必ず
正しいわけではないけど
脳は入ってくる膨大な情報から
何か通常と違う物に気付いて
その人に慎重になっているのです
普段自分の思考や行動を
自動的処理だの
統制的処理だの考えたことは
ないと思いますが
今後、何かに「ん?」となった時
それは
何かに脳が反応した
合図かも知れない
と思ってみて下さい
よく分からないけど
このままじゃダメだと思う時
理由は分からないけど
直感的にまずいと思った時は特に
そのことを意識して
蔑ろにせず
一旦深く考えてみましょう
今までとは違う
何かに気が付くきっかけに
なるかも知れません
今日はここまでです
いかがだったでしょうか?
長くなってしまいましたが
最後までお読みいただき
ありがとうございました
次回は
自動的処理の危険な面について
書いてみたいと思います
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