はい。前編はこちらからどうぞ

 

前回は牡馬4頭で牝馬1頭だったので、今回は牝馬多めでいきます

 

1頭目

ツインピークス(牝馬)

新種牡馬ミスターメロディの産駒で、母がミルフィアタッチ。ウシュバの妹です。ミスターメロディは、ジャスティファイなどの名馬を出しながら早世してしまったスキャットダディの仔で、父系はヨハネスブルグ~ヘネシーのライン。この系列はダートの短距離に強いので、堅実に1勝クラスまでは勝ってくれそうです。余裕があれば昇竜Sあたりの1400mOPも狙いたい。

 

2頭目

ローレルランウェイ(牝馬)

正直他のPOG系のブログでもほとんど見かけないエポカドーロの産駒。けれど、初年度より2年目の種付け頭数が多いのは生産者様方が良いと思った証拠。エポカ自体は父が万能型のオルフェにフォーティナイナー×シェイディハイツの母なのでアメリカンなスピード系。エポカ自体も(怪我とかあったとはいえ)皐月勝ちにダービー2着と、POG期間内に大活躍した馬です。そこに同じく皐月賞馬のAタキオンを父に持つニシノシルエットです。長姉ニシノアカツキ(父オペラハウス)はPOG期間内に重賞2着1回3着1回。同じく姉のニシノラブウインク(父エピ)も重賞2着でオークス出走と、仕上がりの早いファミリーなので期待大です。

 

3頭目

ウォンビーロングの22(牡馬)

最後の牡馬です。アロンズロッドはいらない。父レッドベルジュールですが、逆張りでもなんでもなく、真面目に考えた結果です。そもそも、レッドベルジュールのような「実績と能力が釣り合っていないタイプの種牡馬」って見つけるのだいぶ強いと思っているんですよ。新馬は出走馬出走9頭中7頭が勝ち上がるハイレベルレースを上り最速で圧勝。2戦目のデイリー杯もスワンSを勝ったウイングレイテスト、きさらぎ賞を勝ったコルテジア、障害ですがサクセッションも重賞を勝っています。そんなレースで上りは2位に0.4差をつける33.8の足で圧勝。ディープ後継はシルバーステートやグレーターロンドンなど、現役時代に怪我で早期引退してしまった馬が結果を出しているので、Rベルジュールにも期待大です。

話が長くなりましたが、ウォンビーロングの22は、伯父に京王杯2歳S3着エイシンタイガー、半姉のレッドアネラ(父カジノドライヴ)はOP馬、半兄のレッドラパルマ(父イスラ)も3勝Cにいます。兄弟はダートですのでダート向きになる可能性もありますが、父の超良血が出れば、芝で良いところまで行くのではないでしょうか。兄弟をみても父を見ても、馬主は東サラになると思いますので中央デビューの可能性も高いです

 

4頭目

アイサンサン

ようやく真面目(?)な種牡馬です。キズナ産駒。キズナ×ボリクリの相性はすさまじく(特に牝馬)、サンプル自体が少ないのですが、中央デビュー9頭中、ソングライン、アカイイト&エニシノウタ兄弟、3戦2勝ミラビリスマジックなどが居て、勝ち上がりは8頭。9分の8で勝ち上がっています。そしてこのアイサンサンはウワジェト産駒。上述のアカイイト&エニシノウタ兄弟の全妹に当たります。そして、母のウワジェトも産駒数のわりに産駒が走っており、セレスハント産駒を中央で勝たせるなど、繁殖としての能力はかなり高そうです。馬名の意味は愛燦燦。美空ひばりの名曲になぞらえて、素晴らしい競走馬生活を期待しています。

 

5頭目

セゾンデフィーユ

最後は2歳戦で猛威を振るうダイワメジャー産駒のセゾンデフィーユ。同父で、母父がブラッシンググルーム系のスリアントと迷いましたが、後者は兄ラッキードリームでダート馬に出そうだったのでこちらを選択。とにかく早熟性の高いスピード血統が沢山入っているのがうれしく、3歳時に欧州スプリント路線を荒らしまくったスプリント最強馬デイジュールとその父ダンジグ、フォレストリー~ストームキャット、欲を言えばブラッシンググルームが欲しかったですがそれを抜きにしても2歳の短距離~マイル向けの良血だと思います。同じサンデー系のジャスタウェイが父のミッキークレストも新馬勝ちのち鳳雛S3着。(ただ、こちらは牝馬なので芝向きだとは思います)アスコリピチェーノやメジャーエンブレムになれる逸材だと思います。

 

以上です。今年は話題先行の2歳馬が多いので、敢えて主流からは外れて見ました。POGドラフトなどで被るのが嫌な方はぜひこちらを参考にしてみてくださいね。