◎ビッグシーザー
〇ビクターザウィナー
▲ウインカーネリアン
△ウインマーベル △ソーダズリング △ナムラクレア △トウシンマカオ
◎ビッグシーザー
正直マカオかこの馬の2択で迷った。けれども、あちらはスプリンターズで本命にしたい気持ちもあるので今回はこちらで。
父ビッグアーサーは16年のこのレース勝ち馬。3歳未勝利デビューからGⅠまで約2年。晩成型。なので5歳にして円熟味を増してきたマカオとそれに4歳でいい勝負ができていたシーザーはどちらも楽しみでしょうがありません。実質本命2頭です。
さて、知っての通り本馬は短距離系統サクラバクシンオー系で、ビッグアーサー産駒の重賞勝利も全て1200m。産駒がマイルまでこなしたショウナンカンプや2000mの重賞勝ち馬を出したグランプリボスとは対照的でまさにバクシンオーの血っていう感じもします。母アンナぺレンナはTale of Ekati産駒で嵐猫の3×3のやや強いクロスの持ち主で伯父にムシャウィッシュは芝9ハロンのガルフストリームパークターフSとダート9ハロンのドンHのGⅠを2勝。まごうことなく良血で、全弟のビッグドリームも1200mで2勝を挙げています。嵐猫のアメリカンなスピードを持つ母と日本古来のスピード血統の融合で初代スプリント王の血をつないでほしいです。
△トウシンマカオもついでに説明すると、母ユキノマーメイドが父の良さを引き出すタイプの名繁殖でタイキシャトルでマイラーズC2着のベステンダンク、ノヴェリストでダ中距離で2勝を挙げたユキノグローリーとなります。なので、父の血はこちらのほうがはっきり伝わってそう。父がこのレースを制したのは5歳の時。昨年のリベンジを果たしてほしいです
〇ビクターザウィナー
今のよわよわスプリント路線に警鐘を鳴らしてほしい。GⅠ勝ちこそ前走のセンテナリースプリントのみだが、香港スプリントではマッドクールに先着。そのマッドクールが秋のスプリンターズSで差のない2着。日本馬が香港の芝に適応して結果を残せるのならば、当然逆もまた真なり。ちなみに祖父はなんとハイシャパラル。えっ・・・イギリスダービー馬・・・?けれど父のトロナドは1400mのシャンペンSの勝ち馬。わけがわからないよ。そこからさらにスプリントまでいけるスピードを手にしたのはダンジグ×ヌレイエフの母系からなのでしょう。センテナリースプリントでもウェリントンやラッキースワイネスをキッチリ破ってからの来日ですので、このままのオッズでいけば美味しいところです。
▲ウインカーネリアン