今の日本について語ろう

 2000年の雪印事件を(THE ERROR!)とした報道特集番組を観ました。


(失くしていた企業理念)のため起こした不祥事として雪印乳業(牛乳の食中毒事件、牛肉偽装事件)を捉えています。

事件後(雪印の没落)から(再生)に向かうため、企業内に倫理委員会を設けて外部取締役社員を雇用しました。


2003年、倫理委員会は現場社員の意見を聞き集めて、半年かけて(行動基準)を作り上げた。

その後会社は(雪印メグミルク)として再生されています。


その過程を専門家として大学教授らが意見を述べ、当時の役員らの体験や実感を語ります。

不祥事件を風化しないで(お客様目線を忘れない事)を継続して企業理念を構築する事が失敗から学ぶ事で日本企業のあるべき姿だとする見解です。

研究として企業を扱っている学者の意見は、聴くべき見解はありません。元の雪印が一兆円企業になった事にあぐらをかいて不祥事を起こした! との見解が番組の企画意図の初動ですね。

日本企業の倫理観はどう成長してゆくのでしょうか❓


日本の企業倫理は、松下電器の創業者の理念でも全国的に広がりました❗(お客様に感謝)から始まって(三方良しの経営)等、戦後の急成長した日本の企業に、企業理念を持ち倫理的な経営を浸透させました❗


日本は宗教観が(神道・仏教)の両輪で、倫理の軸になっています。

敗戦後GHQの財閥解体から始まった施策で、制限された自由経済の中で航空機製造が禁止されて自動車産業へ、技術革新を競い合う土壌は江戸時代から育まれていました。

武士と商人との身分制度のおかげで(士農工商)商人がお客さんに感謝する姿勢は自然と身に付いたと思われます。


世界市場に向かった日本企業は各国の倫理観に日本式の繊細さを組み込んで定着させていきました。

(バブル後の停滞期)30年間の後にコロナ禍の洗礼を受けて、ようやく立ち上がる時を迎えた今年、以前の勧善懲悪の倫理観が通じる訳がありません(トランプ元大統領やXのイーロン・マスク)に対抗するには力強さが必要です。 


不祥事を反省するなら、企業の理念を見直すのではなく、システムの不備を反省するべきてす。

記者会見の役員は(あぐらをかいていた企業風土を反省するのではなく、システムの幼稚さを反省するべきです。)

企業風土の悪さは企業の利益構造には影響がありますが、お客様に謝る事ではありません。

(幼稚なシステムで業務をしていた事を謝るべきです。)

日本はマスコミ含めて(考え方を改めよ❗)と批判しますが(やり方を改めよ❗)です。

精神主義で改革が出来て、風評が変わると思うのは昭和の名残りです。

やり方を改革して、実証しなければ信頼回復はできません。

2度と食中毒を起こさないシステムを理解してもらう必要があります。

AIの進化で産業構造が劇的に変貌する今年❗

企業理念のAI化も必要てす。





 

 

 

 

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