自身の胃の件に加え、愛猫パセリお婆さんの調子が悪く、忘年会や女子会にも参加できずに引きこもっていたのだけど、パセリも落ついたし私も引きこもり過ぎて少し外の空気が吸いたくなったので、今日はちょろっと映画を観に行ってきた。


大好きなヒュー・グラントとメリル・ストリープの共演というだけで観たかった「マダム・フローレンス!夢見るふたり」。


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事前知識は実話だという事くらいで、このふたりなら完全コメディであろうと、正直軽い気持ちで観に行ったのだけど、色々考えさせられるとてもいい映画だった。


ややネタバレかもしれないけど(笑)、簡単に言ってしまえば“ハダカの王様”。


なので、観る人の捉え方によっては色々な意見が出るのではないかなと思う。


「愛のカタチ」というのか、「愛情の表現のしかた」というのか。


その「愛情表現」の価値観が同じの時、人は相性がいいと思うのかもしれない。

本来はカタチに囚われず、気持ちを感じる事が大切なのだけれど。


映画のエンディングでは、ホロリと涙が溢れた。


さすがメリル・ストリープ!という感じな訳だけれど、最後のマダム・フローレンスさんのあのセリフはどっちからでた言葉だったのだろうか。

夫のあの愛情の表現のしかたが嬉しかったのだろうか。それとも、大きな愛そのものを感じたのだろうか。


どちらにしても、死にたいくらいのショックの中、夫の大きな愛を感じたに違いない。



付け加えて個人的には、ヒュー・グラント様の調子のいい男を匂わせつつ愛情あふれる夫役も本当よくて、歳を重ねてもいけてるわと勝手に惚れ直した映画だった。