こんにちは!
映画大好き ごりぞうこと
トランプ大統領のエルサレム首都認定は、政治的な理由があるにせよ、国際法を無視した問題行動です。
しかしながら、トランプ大統領だからということではなく、アメリカの姿勢としては自国(もしくは自分)の利益を優先する傾向にあるのです。

湾岸戦争と大量破壊兵器
今回のグリーン・ゾーンは、イラク軍が大量破壊兵器を保有していたというのは、アメリカ側のフェイクだったというフィクションです。


ただ、こういった証言をもとに作られていることも事実です。
映画の中で出てくる「グリーン・ゾーン」とは安全地帯を意味します。紛争地帯の中にあって、プールで泳いだりビールを飲んでいる。それは、他国で戦争を引き起こし、対岸の安全地帯にいるアメリカの政治を暗喩していているのです。

ダーティーワークとライトワーク
 大量破壊兵器を追う主人公と、政府直属の特殊部隊との確執が描かれています。
どちらも国益のために命を掛けているのですが、手段が違います。特殊部隊は拷問も辞さない。装備も格上です。
政治的な駆け引きでも、政府高官とCIAとの確執が描かれています。CIAはイラン軍の解体が新たな混迷を生むと読んでいますが、政府高官は自分の実績のために強引にイラン軍を解体してアメリカ寄りの政府樹立を目指します。
結果は、民族対立を生み出しCIAの読み通り、泥沼化していきます。

おさらいしておきたい湾岸戦争
ここで湾岸戦争の経緯をザックリおさらいするとこうなります。
1 イラン・イラク戦争停戦
イラン(ホメイニー)VSイラク(フセイン)この時、イランを北朝鮮が支援。イラクをアメリカやソビエト、フランス、中国、クェートが援助。

2 イラク中東で最大の軍事国家になるも、戦時債務の返却が不可能に。経済的破綻。※1

3 イラクは原油価格を1バーレル25ドルとしたかったが、実際は15ドルの安値だった。支払能力もないため、アメリカによる余剰作物輸出の制限によりイラクはさらに困窮(食料難)

4 OPECやクェートが原油をザクザク掘るため、原油価格が上がらずイラクはさらに窮地に。イラクは油田が地下で繋がっているためクェートが盗掘していると主張。

5 フセイン、クェートに侵攻 湾岸戦争勃発 この時、メッカを含むサウジアラビア防衛のためにアメリカ軍が駐留。ウサマ・ビン・ラディーンは反米意識を高め、後々アルカイーダを組織する。

6 アメリカと多国籍軍の勝利により、原油価格の高騰が抑えられる。(世界平和)

7 フセイン大統領逃亡 アメリカはフセイン捜索と大量破壊兵器を捜索。グリーン・ゾーンはこの時点のお話

※1 ナチスドイツ誕生は、一次大戦後ドイツがフランスに賠償金を支払うためにインフレが起きたことも要因でした。また、世界大戦前、日本に対して原油の輸出を停止するという措置をした上で「ハル・ノート」という無理難題を突きつけて開戦に追い込むのです。

トランプ大統領の発言は、ユダヤ勢力の支援を得るためであるとも言われています。中東和平の障害になるとの判断で歴代大統領が延期してきたことを覆す行動です。

「グリーン・ゾーン」のラストで、マット・デイモン演じる主人公が、政治ゲームをする高官に詰め寄ります。
「こんなことをして、誰がアメリカを信頼する⁉︎」まさにアメリカの良心から生まれたセリフでしょう。

それではステキな映画ライフを!