2011年の旅の日記です!

10年前の日記を2021年の同じ日付でupしています。

パリ郊外の修行先のある街での生活がやっと始まった日です。




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■移動とPSP


前夜は力尽きて直ぐ寝たので、7時半に起床してシャワーを浴びて身支度。
前日の飛行機から持ってきてた6Pチーズの1つみたいなやつを食べる。
だいぶでろでろだったけど、食べれなくはなかった。

ホテルから空港へは送迎バスで移動し、
空港の駅で目的地までのチケットを購入した。
ここからそこそこの距離の旅。

まずは小一時間かけてパリ市内へ。
パリ北駅を通過してノートルダム大聖堂の下の駅で乗り換えて、
また小一時間かけてお世話になる職場の最寄り駅へ。

# 例えるなら
# 成田空港から上野を通過して大手町で乗り換え(東京にそんな路線ないけど)。

# 大手町から半蔵門線&東急田園都市線の直通で小一時間かけて川崎のどこかの街に行くようなイメージ?

# 超ローカルな例えでごめんなさい(>_<)
 

↓画像の右上から、パリのど真ん中を通り抜けて、左下に移動しました!

 

相変わらずの大荷物で移動していたわけですが、
空港を出た電車はガラガラでボックス席を独り占め。
 

しかし、パリ北駅に着いた時に私にしては機転が利いて、

急いで荷物をまとめ、降りる人の波にのってドア付近に移動。
案の定、
パリ北駅からはガンガンと人が乗ってきて、ボックス席とそこに近い通路は埋まった。
降りるべきノートルダム大聖堂の下の駅はたくさんの線が交わる駅なので、乗り降りの人が多く、もたもたしていると降り損なう。

混む直前にドア付近に移動できて良かった。

おかげで無事に脱出できた。



ノートルダムの駅で乗り換えホームについてみると、
ちょうどいきたい方面の電車が出発したところだった。
 

パリの電車は方向音痴&土地勘のない私には複雑で、

同じ線でも端っこは2つ3つに枝分かれしてる。
路線の端っこまで行かないとか、他社に乗り入れする/しないとかだけでなく、
一つの名前の線に対して、そもそも端っこが何種類かあるのだ。

この時使ったC線も枝分かれが激しく、
電車そのものは数分おきにホームに来るのに、
私の行きたい方向に進んでくれる次の電車は30分待たないとこないようだ。



そこで活躍したのがPSP!
 

夫とモンハンするために買ったプレイステーションポータブル!


渡航に際しての機種変で携帯をスマホにしなかったため、
代わりにPSPでfreeのwi-fiを拾えたらいいな、くらいのつもりで持ってくることにしたPSP。

旅立つ数時間前、
私が荷造りしている最中に夫が、
「torneで録った番組、PSPに書き出す機能があるんだけど、使ってみる?
 10回までダビングできるっての一回も使ったことないから試したいし。」
と言い出した。

torneはPS3と外付けHDDに接続して使う地デジレコーダー。
torneで録った番組は基本的にHDDに記録されているのだが、
他のもの保存しなおしてとっておくこともできる。
著作権の問題で、「一本10回まで」という制限付きで書き出せるのだ。

我が家ではどんどん録って、どんどん観て、どんどん消してるので、
10回のうち1回をPSPに使って何の問題もない。

と、言う訳で、
その週のリンカーンと黄金伝説とぷっすまとアメトーークを字幕付きでコピってもらった。
残念ながら、
PSPサイズにエンコードするのに時間がかかるみたいで、
60分番組のコピーに20分ぐらいかかってしまった。

もっと時間があったら、もっと山ほど持ってきたと思う!
ファイルサイズは60分番組1つで500MBくらいだったから、
今使ってる8GBのメモステなら15個はいける!


そんな夫からの餞別を有りがたく利用して、30分の乗り継ぎ待ちを有意義に過ごした。
それがなかったら、
ベンチもなく、大荷物&立ちっぱなしで30分時間を潰すのは大変だったと思う。

しかし、一ヶ月一万円生活は、見ていてお腹が減る。
見る番組のチョイスを間違えた!



 

■サブウェイとホテル


お目当ての駅についたら12時ちょっと前。
ホテルへのチェックインは12時以降だからまだ少し時間がある。

なにかお昼でも、と思いながらホテル方向へ歩いていたら、
サブウェイ発見!!
食べなれた味が食べたくなって、そこでランチ決定。
美味しかった♪


その後、3人くらいの人に道を聞きつつ、迷いつつ、ホテルに到着!
なんか近くにカルフールがあったり、H&Mがあったり、PLANET SUSHIという宇宙好きをときめかせる寿司屋があったり、その他たくさんのお店があったりとえらく栄えているところだった。
道理でホテルが高めなわけだ。

ホテルは普通に快適そう。
バスタブがあったのとT-falの電気ポットがあったのが嬉しい誤算♪
冷蔵庫がなかったのは残念。
日本のビジネスホテルならありそうなのになー。


 

■職場へ


部屋でちょっと休んで、13時すぎに職場に向けて出発。

ホテルのある商業施設ゾーンをちょっと抜けるとそこは緑の芝生が広がる。

とある大学のキャンパスで、高校の修学旅行で行った北海道大学を思い出させる美しい緑の芝生と噴水がある。

 

この大学の敷地を通り抜けたすぐ隣にこれからお世話になる職場の建物がある。




てくてく歩いて職場につくが、ボスの部屋がどこか知らない。
入り口の受付でボスの名前を言うと、電話をかけてくれた。

この受付の人をはじめ、街行く人、駅の人、お店の人、
英語を喋る人はあまりいない。
欧米顔の人だとついつい英語が喋れると思ってしまうが、そうでもない。

彼らフランス人にとっても英語は外国語だもんね。
そりゃあ皆が皆話せるわけじゃないか。

「フランス人は英語嫌い。

 英語で話しかけても答えてもらえない」


とか昔聞いたことあるけど、

普通に日本人と同じように苦手意識があるのかも?


そう思うと親近感。


それと同時に、大学時代に選んだ第二外国語がフランス語でよかったと思った。
さらに、
大学1年生の時のフランス語の先生がスパルタでよかったと思った。

フランス語は全く喋れないけど、
文字で書いて有ればなんとなく読める気がしてくるし、
たまーにわかる単語が混ざってたりする。

なにより、単語そのものはわからなくても、
文章を見たらどこが名詞でどこが動詞で、どこが前置詞とか副詞かの見当がつく。

これだけでストレスが軽減される。

初めてドイツ語圏、韓国、アラビア語圏に行ったときはすっごいストレスだった。
空港で見る「入口」「出口」の看板や、地図で見る「通り名」レベルの文字が読めなかったりすると一文字ずつ見比べなくてはならなくて疲れる。



 

■職場で


受付の人に電話で呼ばれたボスが迎えに来てくれて、「ちゃんとこれたね!」と歓迎を受けた。

まずこれから私が居ることになる部屋に連れていってもらい、
更に「これらかの重要人物のところに連れて行くから、部屋の場所と顔を覚えなさい」と言われる。

建物をぐるぐる周り、ボスまで一緒に迷子になりつつ一気に6箇所くらいめぐる。


最後に手続き関係を処理してくれる事務の人のとこに連れていかれ、
ギリシャでの旅にかかった領収書とか、
これからの予定とかいろいろと相談する。

そうこうしているうちにボスは
「僕、月火と不在だから。ちょっと準備があるから抜けるね。
 あとで自分の部屋で待ってなさい」
といなくなる!
 

今日金曜日ですよ?

月火、いないの?

 


残された事務の人は英語が苦手。
フランス語は大丈夫だけど、日本語はもちろんダメ。

私も英語が苦手。
日本語ならいけるけど、フランス語はもちろんダメ。

身振り手振り、壁にかかっていたカレンダーを駆使して相談を済ませた。



部屋に戻って、今度はネットワークに繋げる試み。
とにかくケーブルを繋げてみろと言われたが、挿しただけではダメだった。
困っていたら、ネットワーク担当のお兄さんが来て手伝ってくれた。

が、
彼も「僕英語苦手なんだ」とちょいちょい話すのを諦める。
その気持ちはわかる!
わかるけど、なんとかネットにつなげてくれ。

結局、有線でつなぐのは諦められてしまって、無線LAN使用に。


と、しばらくしてボスが現れ、
「ケーブルで繋がらないの?
 ちょっと引っこ抜いて別のとこにさしてみなさい」
と。
私も2ヶ所試してダメで諦めてたのだけど、ボスが指さした場所は一発でヒット!

なんだよ。
来てるところと来てない所があるなら区別つくようにしといてー。


ネットに繋がったら、次はプリンタ。
プリンタもいつも苦労する。
なんせ、一回しちゃえば後はそのまま使うものだから、

皆インストール方法を忘れがち。



案の定、2人がかかりでお世話になったが上手く行かず、
ボスが「確か昔プリンタのインストール方法のメールもらったから印刷してくる!」と自分の部屋にわざわざ印刷しに行ってくれた。



そして、いよいよ今後のお仕事の話に。

ボスと、教育係に任命されたお兄さん&お姉さん2人がこれから私になにからさせればよさそうかを相談してくれる。


しかし、
「え?それ、2ヶ月でやるんですか?
 え?2ヶ月っていうか、それほぼ1ヶ月じゃないですか?
 うーん。。。」

教育係の1人は突然話を振られたっぽくて動揺してた。
もう一人はギリシャでも一緒だったロシア人美少女アンナで、
彼女、来週金曜日までしかここにはおらず、
その次の週は西海岸の会議にでて、その後はロシアに帰国予定。
 

今日、金曜日ですよ?

もう午後だし。


私、来週木曜日には日本に一度帰るから、教えを請えるのは、実質、月火水の3日だけ…。
やばいね。
一応、私も日本からこっちに戻ったら西海岸の会議に行くから、
そこでもう少し相談できるかなぁ?うーん。

いろいろ暗雲立ち込める中、
「とりあえず、今週末はベルサイユ宮殿行ってきなさい」
とボスが言って会議終了。


ちなみにロシア人美少女アンナからは、

60ページある資料を読んでくるのを宿題に出された。




 

■買い物


18時半くらいに職場を脱出し、ホテルに帰った。
そこからわくわくしながらカルフールへ。
大きなスーパーマーケット大好き!!

T-falで沸かすお湯で作れるもの、
買ってきたお惣菜を食べるための道具、
長居するホテルについたら買おうと思ってた消耗品各種を購入。

カルフールが楽しすぎて1時間以上の時間を費やした。
楽しかったけど、さすがにぐったり。


0.10 カルフール買い物袋  ←エコバッグ持って行き忘れた

0.80 スープボウル   ←安い!
0.80 マグカップ    ←これも安い!
3.00 スプーン&フォーク&ナイフ×4組 ←ばら売りなかった(>_<)

1.77 人参サラダ&クスクスサラダ ←この日の夕飯
1.92 前菜チーズ盛り合わせ    ←この日の夕飯

1.96 塩
0.97 やさいスープ 4袋      ←粉末スープは今後のため
1.54 緑のスープ 4袋
1.44 きのこスープ 3袋

0.42 ペットボトルの水500mL×3本
1.29 カモミールティー

1.30 歯磨き粉(アクアフレッシュ)
2.71 シャンプー(Dove)
1.25 食器用洗剤
1.60 スポンジ×3つ組


にんじんサラダは美味しかった!
前菜チーズの盛り合わせは正直濃すぎた。
サラダに混ぜて食べてごまかしたけど、もう買わない。


今日の会計:
13.90 euro →電車代(空港〜出張先)
5.50 euro →Subwayのサンドイッチ4.0+水1.5?
23.38 euro →カルフールでの買い物
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42.78 euro : 一日合計
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172.05 euro : 全期間合計
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325.60 euro : カード払い累積