わたくし、またヤブ医者先生に会ってきました。
(*ヤブ医者先生話をまだ知らないという方は、読みたい気持ちを
グッと押さえていただいて、、先に10日の記事をご覧ください。。
本当のヤブ医者ではありません。)

2、3日前から私も流行りにのってみようと、
風邪菌を受け入れました。

おとといの夜、胃とお腹が痛くて、眠れず、、、匂いもわからず。
寒気もし、、市販の風邪薬を飲んでましたが、
来週は、忙しい為、寝込んでいる場合ではないと判断し、早めに病院へ。。。

こないだ2メートル飛ばしたパンプスを
ついでに帰り、靴屋で調整してもらおうと、履いて行きました。
寒いので、つい下を向いて肩をすくめ、「さむっ!」って歩いてしまうのですが、
そこで、発見。。

パンプス、、、サイズがでかいからって、私ったら、かなりの

「ハの字」

で歩いてました。。

「ハの字」「ハの字」

つまり、、、かなりのガニ股で、歩いてました。
人間というのは本当によくできています。
無意識で、パンプスが飛ばないよう、ガニ股になるものなんですね。

スキーじゃないんだからさ、、、ぐらいです。

そんな事は、いいのですが、、本題へ。

久しぶりのヤブ医者先生の病院。
まず、入り口に真新しい看板が・・・。

(おっ、、やっとヤル気になったか?ヤブ医者先生)

そう思いながら階段をのぼり病院へ。

だけど患者さんは、私の前に一人。
あいかわらずな、ほのぼの病院でした。

いつもどうり病院についてすぐに、
ドア全開で名前を呼ばれ、診察室の中へ。

「こないだは、ありがとうございました」
と、入るなり、こないだのノドが腫れた時、
見てもらったお礼を言ってみましたが、
ヤブ医者先生は、
「は~い、どうしましたぁ?」
と、のっぺりマイペース。
私のお礼なんて、聞いちゃいない。

「あ、あの~、、風邪ひいたみたいで・・・・」
私はあらゆる症状を、箇条書きしているかのように言っていきました。
先生は、無言で、私の症状をカルテに書いていました。

「はい、じゃ~、口開けて~、あーって言って~。」
先生は私の喉を見る為に、銀色の平らな棒で舌を押さえ、懐中電灯で。

(か、、懐中電灯っ!!!)

そうです、よくみると中くらいの懐中電灯。
こうゆう場合って、医療用のペンライトとかなんじゃないの??
と、思ったんですけど・・・・。

ま~いい。ヤブ医者先生ですもの。
その後も先生は、ひたすら無言でカルテに書き書き。

私は食欲がない事を思い出したので、

「あっ、、食欲はありません」

と、言ったとたん!!
無言でカルテを書き書きしていた先生は口をひらきました。

「これでっ! 食欲あったら、おばけですよ。」

「えっ・・・・・・・・・・・・・」

・・・・・・・・・・・・・・・・。
お、、おばけ?

・・・・・意味不明。

(今のは、ギャグか? 笑うとこ? なんだなんだ?)

私は笑ってみた。

でも、先生は、微笑みもせず、カルテに書き書きしていた。

(しまった、、笑うとこじゃなかったらしい、、)

・・・つかめない。

先生は、一通りカルテに記入し終わると私の方を向き、
薬の説明に入った。
丁寧に説明してくれました。
私もじっくり話を聞いていました。
その時です。

「一番、大事な事はね!」

先生が言葉をためるので、よっぽど大事な事、言うもんだと思って、
私も真剣に耳をかたむけました。

「・・・よく、休む事!」

・・・・・・・えっ・・・・・・・

や~す~む~こ~と~~~~~~~~っ!

そりゃ~休むのは大事だよ。。とても大事さ。
でもさ、、そんーなにためて、、、しかも得意げに言う事??

「はい。。。。」

あっけにとられていた私。
そんな私を先生は置いてきぼりにして、また、カルテ書き書きです。

(つかめない人だ・・・・)


診療は、もう終わりの空気。

さて、帰っていいのかな?
「ありがとうございました」って言おうかな?って思った、

その瞬間!!!
先生が・・・・・・・・しゃべった・・・。

「一番大事な事は?」

・・・・・・・・えっ・・・・・

(なに? 一番? 私に聞いてる? 私が質問されてるの? )

私はさっき先生に言われた事を思い出し答えた。

「よく、、休む事。。」

「そ~~う!!」

と、先生の声は今回最大になる。
正解!!!とばかりに、最高の笑顔で私を見ていた。

(これ、、、何講座????)

今回は、、いや、、、今回も、私は完敗した。

病院にいた所要時間、約10分

追伸:もう、すっかり風邪は治りましたので・・・。