今日の富士山は、葛飾北斎の冨嶽三十六景のひとつ「常州牛堀」です(^-^)/



ここは霞ヶ浦の東に位置する現在の茨城県潮来市牛堀。

霞ヶ浦には舟で生活する人たちがいた。

遠くの富士山がはっきり見える程に空気が澄み、静寂に包まれた冬の朝。

舟から米のとぎ汁が捨てられ、その音に驚いた二羽の白鷺が飛び立っていく瞬間。

大自然と実生活を同時に描いた作品♪


この絵には、美術的に素晴らしい事と、もうひとつおもしろい点が(*^.^*)

それは、冨嶽三十六景の中で最も東から描かれた絵であること φ(..)


本当に関東平野の東の端からこんなにデカデカと富士山が見えるのか?

例によって、お気に入りアプリで調べてみました(^-^)/


175km先の富士山が、都心の向こうに、こんなにデカデカと見えるんですね(o^-')b !

富士山の右は道志の山々、左は丹沢山地、一番左にポツンと見えるのは富士山とセットで登拝されることが多かったという大山♪

牛堀からはもちろん筑波山も見えたでしょう。

霞ヶ浦って、都心に近い自然が残る場所の中では、正直、観光地としてあまり目立たないけど、霊山を見渡す景勝地だったんでしょうね♪


今日の本物の富士山は雲の中でした。



おしまい