ブルーシャトルプロデュース
「新選組-完結編-」
全28公演。終演致しました。

沢山のご来場誠に有難うございました!!

終わってしまいましたね。

約2年間、計52公演もの間、土方歳三として生きぬく事ができてとても幸せです。






始まりは試衛館時代から。
この出会いがなければ土方歳三は武士という道を選んでなかったのかも知れないなぁと。
ただ強くなりたいという思いで刀を持った人間が、仲間に出会い、夢を語り、共に汗を流し、寝ても覚めても素振りをして、この仲間を守りたいって気持ちに変わっていく。
あーー、楽しかったなぁ笑
皆と板の上でバカ騒ぎできる最初で最後の時間でした!!今作でより一層みんなの事が好きになったよ!!




斬りたくて武士になったのか。
武士だからこそ斬らねばならぬのか。

土方歳三の分岐点。
刀を置く選択をしなかったのは、やっぱり近藤さんが居たから、友が居たから。自分の居場所がしっかりと在ったからかなと。
守る為に鬼となる決意、誠の武士となる為の覚悟。
ここで初めて、新選組副長土方歳三という武士になれました。







終ノ章では仲間の最期をこの目で。

ここで最期かもしれないと分かっているのに、送り出さないと行けない場面、立場は本当に辛い部分でもありました。

最後まで不格好で不器用な副長で申し訳ない。
皆の想いは俺の最期のその時まで、全部背負っていく、だから、許せ。そして託せ。
そんな思いで戦っていました。

どんどん背中が重たくなってきてたよほんとに。笑


ラスト15分。
皆んなの逞ましい背中が墓石にも、語り部にも、土方の心を写す鏡にも見えたり。
全員の声が俺に戦う勇気をくれました。

大塚さんも仰っていたけど、これぞBSP!
BSPだからこそ成立したシーン、演出でした!!



さぁ、かかってきやがれ
我こそは新選組 副長 土方歳三だ

あのシーン最初はずっと正面だけを見つめてたんですけどね。
ふと、皆の顔を見てみた時があってね。
あの時の皆んなの表情、やばいんですよ。
みんな本当に誇らしい顔をしてて。ボロボロに泣いてるくせにそれでも目だけは俺をしっかりと見つめてる奴、これが俺らの副長だ!と言わんばかりの顔で見てくるやつ。
毎回その時の光景を見るのが楽しみで仕方なかった。

最後に見つめるのは近藤さん。
俺の生き様、死に様はどうだった?
新選組の名に恥じない最期だろ?って。

そんな優しく頷かれると照れ臭いけどね!笑




本当に毎公演、全く違う見え方感じ方がありました!
暁 宵 終 この3つの順番が違うだけでまた違う感情、体のコンディション、お客様の空気感、全てが全然違うくて、だからこそ板の上で生まれるものが違うくて。
あぁ舞台っていいな って改めて思わせて頂けた作品でした。

俺の今後の役者人生で、もう土方歳三を演じることは無いのかもしれない。
けど、この2年間費やしてきた時間と、汗と涙は決して消えない。
また成長した田中尚輝をお見せできるように。
精進致します。


毎度のことながら長々とまとまりの無い文章を書いてしまった!すまん!!




そしてそして、沢山のご声援ありがとうございました。
皆さまが居なければ、舞台 新選組は完結する事が叶いませんでした!
お花、お手紙、差し入れ、SNSでの声援も全部全部、俺たちの背中を押してくれる力となりました。
伝えても伝えきれない程の感謝は、俺がもっともっと活躍することと、板の上の姿で返していきます。
今後も応援のほど、宜しくお願い致します!!

ブロマイド、ポスターの完売もありがとう!!
嬉しくて口元緩かったかも!!笑





ではでは、最後に写真を!

全員最高の仲間!!そしてライバル!
また舞台上で魂をぶつけ合いましょう。




自分のホームで、まさかジャス君と一緒にお芝居できるなんて夢にも思ってなかった。
ありがとうございました!!またどこかで。



BSPの一員。最後まで新選組の原田左之助で居てくれてありがとう。


俺たちを人を言ってくれてありがとう、先生。







またここでお会いできることを願って。。。






新選組  これにて結びと致します。



土方歳三/田中尚輝