幽霊を捕まえて正体を暴いてやる!と、決心したあの日(実話怪談) | Tanaka-KOZOのブログ

Tanaka-KOZOのブログ

★ついにデビュー13周年!★2013年5月3日2ndアルバムリリース!★有線リクエストもOn Air中!

 先日、母親に「俺、昨日変な夢見たよ…」と僕が言うと。
母親も、「あたしも見たよ。変な夢を…」と言いました。

母の夢の内容は、こうでした。
道路が割れて裂けている中を歩きながら、近くの農家へ野菜を買いに出かけてる夢だったそうです。

買い物後の帰り道は、野生の動物が辺りをうろつき回っていて、更に家の前の道が大きく裂けて崖になっていて、飛び越えなければ家に帰れない様になっていたとの事でした。

一方、僕の夢はボロボロに崩れ落ちた自宅の中に入って、持ち出せる家財を仕分けしている夢でした。

ちなみに、その次の日は、家の改修工事をしていて、いいかげんな手抜き工事をされてしまい、業者へ文句を言ったら開き直られたという夢でした。

どの夢も、大地震のような震災が起こった後の出来事みたいで、親子で同じ様な夢を見るなんて不吉だなぁ…と、思うのでした。

僕の母親は幽霊否定派で、そういった類のものはまったく信じてない人です。
あと日ごろから、自分は寝てても夢を見ないと言ってましたが、今回は夢を見て、それを覚えていた様です。

僕の方は3歳くらいの時に、初めて幽霊を見てから、あれは何だっただろうと?、ずっと気になっていて、半信半疑なんですが、その出来事を切っ掛けに、オカルト的な現象の正体を確かめようという気持ちから、自分と同じような体験をした人が居ないかどうか、聞いて回る様になりました。

3歳のときに見た幽霊の話は、ここでは書きません。
それは、その話をすると必ずその後に、良くない出来事が起きるからです。

だからそれは言ってはいけない事なんだと気づいて、言わない様にしています。
ちなみにその幽霊は、僕の甥(※現在、40歳手前)が、やはり5歳くらいの時、同じものを見ている様です。

 さて、前回、僕が幽霊を捕まえようとした話を書くとお伝えしましたが、そこへ行く着くまでの話から、先にしなければなりません。

 僕は子供の頃から、落ち着きがなく、学校の授業中もいつも騒いで先生に怒られていた少年でした。(※明るく元気な子供とも言う 笑)

また神経質で、感受性の強い子供でした。
よくそう言った子供を現在では、発達障害と呼ぶようになりましたが、当時はそういう呼び方もなかったのです。

僕もそういう類に入るのかなぁ…、と思いますが、発達障害とは子供の頃、ほとんどの人がなっている様で、それは成人になっていくうちに、その行動は消えて行くそうです。

それでも、僕の発達障害っぷりは、他の子よりも強めな感じでしたので、もしかしたら、僕が見て来たオカルト的な体験も、僕の脳がちょっと障害みたいなものがあって、そう見えているだけなのかも知れないと、大人になってから思う様にもなりました。

そう思うようになった切っ掛けは、ある時、僕が友人にこんな質問をした時でした。

「あのさ…、子供の頃って、いつも誰かが頭の中に話し掛けてきたりしなかった?」

「いえ…、全然…」

僕は、子供の頃ってのは、みんな空想上の人物と頭の中で会話していると思ってたので、そうか…、そうじゃないのか…?、やっぱ俺は脳に何か障害でもあるのかなぁ?と考える様になったのでした。

僕は物心ついた時から、いつも頭の中に話掛けて来る大人たちがいました。
爺さんみたいな人と、成人した男性と女性の3人が、何か決断を迫られた時にアドバイスをして来るのです。

テスト中とか、分からない問題とか出て来ると、答えを教えてくれたりしました。
それらの現象は、僕が高校に入り、5月頃になると徐々に消えて行き、今ではそういう声は頭の中へ入って来る事はなくなりました。

だから、あれは子供の一人芝居みたいなもので、自分が大人になっていく事で無くなったのかなぁ…なんて思うのですが、それにしてもテストの答えを教えてくれるってのは、説明がつかないんですけどね…。

それともう1つ。
自分の命は22歳で終わる。

この22歳になったら自分が死ぬという思いが、何故か物心ついたときから、ずっと信じて続けて生きて来たのです。

いつ、誰に吹き込まれたのか分からないのですが、本気で22歳で死ぬと思って生きてました(笑)

それで、16歳の時に、父親と何か話していた時に、「いいよ…、俺はどうせ22歳までしか生きられないんだから…」と、言ってみたのです。

何か知ってるのかカマを掛けてみたのです。冗談の通じない厳格な父親に…。

そしたら、何も言わずに悲しい目つきで僕の事を見つめるんです。
(ええ!?、おいおい!、何にも言わないの?、否定しないの~?)

僕は父が何も言わないのが、意外で増々22歳寿命説を信じてしまう事になるのでした。

そしてやがて大学生になり、22歳の誕生日を迎える年になりました。
誕生日まで数ヶ月前の深夜の出来事です。

ベッドの上で仰向けに寝ていた僕の胸へ何かが上から落ちて来ます。
パチンコ玉よりやや大きめの物が、僕の胸でワンバウンド!

それはそのまま、僕の口の中へスッと入ります。

「ヒッ!」
僕はびっくりして飛び起きました。

口から喉を通って、胸のあたりに停滞した様な感じ。
その後の事は忘れちゃいましたけど、結構驚いてしばらく起きていたと思います。

それから何故か、自分は22歳で死なないと、何故か感じる様になりました。
不安もまったく消え、誕生日が来た時も、そんな事はすっかり忘れていました。

お陰で今年、58歳になりますが、まだ元気で生きております!(笑)
あれは一体、何だったんでしょうねぇ~??

それを機にか、どうか分かりませんが、僕の20代の人生は、毎晩の様に訪れる金縛りとの戦いになるのでした。

金縛りに初めて合ったのは、高校生の頃です。
でも、それはいわゆる、脳が起きていないというやつで、医学的な現象だと分かります。

そういう金縛りも数回経験してますが、霊的な金縛りは、それとはまったく違います。

まず息が出来ない。
何か黒い者が見える。
上に乗っかる。
首を絞める。
ほぼ同じ時間帯に金縛りに合う。

それで金縛りって、慣れてくると自分で振りほどける様になり、言葉も多少喋れる様になります。

金縛り中、耳元で何かが話し掛けて来ると、「てめぇッ!、このおッ!」と、腕を振り回して追い払ってました。

そういう金縛りには予防法があります。
そいつが現れた時、それが現実だという証拠が残る様にしておけば、やつらは現れづらいみたいです。

電気やTVを着けたまま、金縛りに合ってても時間が分かる様な位置に置時計を配置するのです。

だから僕は未だに、寝るときは部屋を真っ暗にして寝ません。
フットライトを点けて、PCからYOUTUBE番組を流しながら寝るのです。

この方法をしてから、僕は金縛りには合いません。
ここまで辿り着くまでには、いろいろ試行錯誤がありまして…。

なんせやつらは、相当狡猾で、痕跡を夢かどうか曖昧にするのが非常に上手いのです。

え!?、お前、夢見てたんじゃねぇの?って?

そんな同じ夢を同じ時間に、毎日の様に見ますかねぇ?
僕だって夢であったら良いと、当時思ってましたよ。

もう、やつらが現れるとグッタリとなって体力を消耗し、「ああ…、もうすぐ就職先で働かなきゃならないってのに…、勘弁してくれよ~…」と、悩んだものです。

そこで僕は一代決心をします。
あのヤロウをとっ捕まえて、正体を暴いてやる!

僕は幽霊を捕まえる事になった話は、長くなるのでまた次回書かせていただきます。