ジャズ、フュージョン、ロック、プログレを股に掛けたスーパー・ベーシスト「ジェフ・バーリン」。
あのジャコ・パストリアスが「俺よりも優れたソロイスト」と云い、ビリー・シーンは、「彼のプレイを聴くと腕を切り落としたくなる」と賞賛。
ヴィクター・ウッテンは「地球上で最も上手いベーシスト」だと公言。
そしてラッシュのゲディー・リーも敬愛するベーシストだとして、彼は知られている。
エディに「ヴァンヘイレン」に加入しないか?と誘われるも、「プレイスタイルを変えてまで金儲けしたくない」と、あっさり断る潔さ。
ビル・エヴァンスには、初のエレキベーシストとして、トリオの参加に声を掛けられたりと、とにかくスゴイ人なのだ。
ジェフ・バーリンは手がデカイ!
そして指も太いのに、スケールをツーフィンガーで、とんでもない速さで弾きまくる。
今から20年以上前に、彼の1stと2ndアルバムを買って聴いたけど、あまりの凄さに驚いたのを思い出す。
彼のアルバムを聴いて、4弦ベースでも、あんなに多彩なコードワークがあるのか!?と知らされた。
和音じゃないよ!Fのカタチでのコードだよ!
それからクラプトンの「クロスロード」を、4弦ベースで完璧にギターソロパートを弾いていた。
クラッシックのバッハの曲では、鍵盤パートを4弦ベースで、延々と弾くし、チョッパープレイも出来るし、ホントにスゴイ!
様々なジャンルの対応もさる事ながら、幅広いプレイスタイルと確かなテクニック、そして1番大事な重低音もバッチリで、パーフェクト!
プロベーシストを目指す人は、バーリンみたいな、様々なジャンルに対応できるプレイを心掛けるべきだろう。
まさにベーシストのお手本といえるプレイヤーなのだ。
クリームのクロスロードのカバー。
クラプトンが弾くギターソロのパートを、4弦ベースで完璧に弾いている。
バッハのクラッシックをベースで演奏。
鍵盤のスケールを、ひたすらベースで弾いている。
ジェフ・バーリンの真骨頂と云える、高速プレイのベースソロが聴ける。
開始から1:30辺りで、ベースソロが延々と続くのだが、こんなベースプレイは聴いた事ないよ。
4弦ベースの可能性を広げたバーリンのコードワークがここでは聴ける。
スーパーギタリスト、ニール・ショーンとの掛け合いが聴けるゴキゲンなロックナンバー。
彼本来のフュージョンナンバーも貼っときますか…。