降りしきる雨の美術館日和
春休みでもあり家族で箱根 岡田美術館に伺いました

岡田美術館は昨年秋にオープンしたばかりの美術館

5階建ての大きな、大きな美術館ですが

明後日から、6月30日まで喜多川歌麿の大作三部作、「深川の雪」が公開されます

一日早いですが、こちらを拝見する機会に恵まれたのです

縦2メートル、横3メートル40センチ余の大作は掛軸画では考えられない、歌麿肉筆画の
最高傑作、昭和23年に銀座の松坂屋で三日間だけ
展示された後、行方が解らなくなっていたそうですが、岡田美術館開館前、準備室時代に
発見され、2年間かけて公開出来る状態まで修復などを施し、今日に至ったそうです

三部作のうち、二作、「品川の月」「吉原の花」はパネルとなってアメリカの美術館蔵と
なっているとか

館長の小林忠先生の話によると、発見当時、色彩鮮やかな状態が保たれていて涙が出るほど
感動されたそうです

歌麿の晩年の作品と言われていますが、リズムが感じられ、細やかなところまで心くばりが
ある美しい作品でした

こちらの美術館の一階、東洋の磁器や埴輪などの展示から家族で回りましたが、小さな子供へも
「こども」向け解説ボタンがあり、解説を読みながら、かわいいね、綺麗だね、私、この器に入れそうと飽きることなく楽しんでいました

かみさんが長らく立ち止まって眺めていたのは
酒井抱一の「桜図」桜の花の儚さを本物の桜以上に感じたそうで
なかなか離れない

僕も美術に詳しい訳ではありませんが、一点も見逃したくないと思う程
どの常設展示作品も素晴らしかった

箱根の名所がまた一つ増えたことを実感して帰京しました

明日は4時少し前からテレビ東京「L4you 」生放送に出演します

こちらは今時の銀座の名所巡りです