田中 かすみです。
震災から100日が過ぎました。
今日の公明新聞に伊奈かっぺいさんの詩が掲載されていました。
「親を亡くした子どもたちに」と『理屈(おくやみ)』と題した方言詩もあります。
「とっちゃん死んだて?そりゃお喜びで」で始まります。そして「なぁに/おらだて母親死んだ時/父親死んだ時/笑たんだはで 」そう強がってみせた後、「親 居ねぐなるのが/不幸だんだば/不幸が一つ減ただでばな」親が死ぬのが不幸なら、不幸が一つ減ったことになる、との理屈が続きます。
結句は、「その前にちょっと泣いてもいいよ。おらだって、
ちょっぴり泣いた後からでないと、笑えなかったんだから」
伊奈さんも13歳でお母さんを、18歳でお父さんを亡くしています。
「今、最も涙しているに違いない震災孤児たちに笑いが戻る時。その時が真の東北復興の日と思う」
伊奈さんの言葉にぐっときました。