交通体系 | 田中丈太郎 オフィシャルブログPowered by Ameba

交通体系

今、福岡市において、地下鉄3号線の延伸計画が検討されています。

今まで提出されていたルートは、
①薬院~住吉~博多駅
②天神南~中洲~ウォーターフロント(国際センター・マリンメッセ)
でしたが、
これに
③天神南~キャナルシティー~博多駅
が新たに参考ルートとして検討されるようになりました。

しかし、いづれの場合においても、地下鉄建設には、膨大な建設コストが発生します。
地下鉄建設は、キロ当たり200~300億円とも言われており、
上記の①②合わせての建設費用は約1600億円(それぞれ800億円)にも上ります。
③は約450億円になっています。
福岡市の財政難の状況において、費用対効果をしっかり検討し、延伸計画を検討しなければなりません。

財政面はもちろんですが、地域の足としての地下鉄を、どのように結節し、利便性の高い地下鉄にしていくのかも、大事な要素だと思います。だからこそ、ヨーロッパ等においては、公設民営(上下分離)といった方式で鉄道網が整備されているのだと思います。(特にスペインは急ピッチで鉄道整備が進められているようです。)

そこで、都市交通として、地下鉄だけではない!ということで、LRTやモノレールといった軌道もあるわけで、これらの勉強をしていきたいと考えております。

その昔、福岡市にも路面電車が走っておりました。その復活となるのか、それとも千葉や多摩、北九州といったような都市モノレールがよいのか?それらも踏まえ、財政面はもちろんですが、福岡市全体の交通体系を今一度見直していきたいと思っております。