20200715 親ばか通信
都内某所劇場クラスター発生のニュースが流れてくる
やっとここにきて、これから、の、この時に…
7月上旬にあった娘の舞台は、
天井高のあるキャパ150程の小劇場。
彼らのソーシャルディスタンスは、
キャパ半分の席を、前売り入金制の全指定に、
開演30分前の入り口スタッフは、
密にならないよう指導しながら、
検温と除菌ジェルを手にかけてくれ、
もちろん、
スタッフ全員フェースシールドとマスクを装着
前金制なので、お金のやり取りも、置きチケットもない。
左右中央に固定された座席は、
左右5人掛けの席に2名、
中央8人掛けには3名~4名。
1列ごとに互い違いに座席が配置されていて
もちろん、演者に近い一列目は使用禁止である。
ステージが始まるまで、
いつもは暗幕で閉ざされている窓は全開にされ、
強めの空調で上着を持ってきた方がよいと書かれていたのも頷ける。
普段、小劇場でよく見かける「前説」もカットされ、
開演時間とともに、MCさん登場で、ほどなくオムニバスの舞台が始まった。
形式はラジオドラマ風。
役者は、一人1本のマイクに向かい演じていく。
ラジオドラマという形に懐かしさを感じる。
3部作約90分。
終焉後の掛け声禁止、
カーテンコールなく、
もちろん、
舞台後の接見もない。
客たちは、当たり前に粛々と帰っていく。
みんな気を使いながらも、
芝居が好きで、演じることが好きで、
この板の上にいることが伝わってくる「役者」たちの舞台だった。
娘の7月後半公演は中止となった。
普通という日常の時間!!
どうか安全に
早く
戻ってこい!!!