Sound of green①
B-boyが、、、もしくはブレイキンが。高校ダンス部の大会で勝つことはないのかもしれない。2006年に創部し2021年に至るまで勝負は常にかけてきた。あと、一歩、いや、あと10歩。届かないジャンルの壁。なんだろうか。そんな複雑な気持ちいつしか、会場をわかせてやるという事のみに、割り切るようになってた。それでも、毎年、魂を打つショーケース、そして会場を揺らすB-BOYINGは、観る人の心を動かしてきた子は事実。全国はいけても、その頂には立てない。ただし卒業生が打ち続けた球は、いつしか分厚い壁にひびを入れ始めた。勝てない事はない。勝ちに行く。2019年に作ったブラック・ヒートのLove the Life You Live正直、これを自分自身の最後の作品と決めて予選に挑んだ。結果、見事に激戦の関西予選を勝ち進んだのは奇跡だった!コロナにより、彼らは1年後、両国に立つことになるが、優勝まであと1歩と迫るダンス以上に、私にブレイクダンスの楽しさと奥深さを再度感じさせてくれた機会となった。確かな手ごたえと、概念を覆す遊び方はここから始まった。 といっても、毎年ずば抜けて力がある子が1年時からいるわけではない。桜丘は、1から素人の子たちにブレイキンを教える。ようやく芽が出るの頃は、2年の後半位である。それでもつながるのは、先輩の背中を見て、あの様になりたいと憧れを持ち、練習に励み続けるからこそ2022年、ブレイキンでの全国優勝があったのではないかと思う。桜丘、ダンス部、ブレイクダンスで悲願の初優勝は、私にとって今まで超えれなかった壁を打ち破ってくれた瞬間だった。いつも、すべての子達には優勝してこいとは一言も言ってない。そういうのは必要ないと。遊び倒してこいと伝える、このやりとりが彼らの硬さをとり、純粋にダンスが楽しめ、彼らが望むような結果になったかもしれない。さぁ、そして次の年。どうやって面白いことやろが考えたときに、先のチームjackDから2人、全国を見てきてくれた男たちがいた。それが現在のキャプテン、そうる、そして副キャプテンまひ。2人とも1年生の時に、抜擢し叩き上げのメンバーだ。そりゃあもう、徹底的に鍛えあげたこらこそ、揺るぎない信頼。彼らを中心に、どうメンバー構成をしていこうと2022年10月。新チームに向けたオーディションが始まっていく。続く。