映画 “HAPPY SANDWICH”を鑑賞してきたよ。
神様に捧げるサンドウィッチを作るため、食に関わる人からヒントをもらいながら、自身の“幸せのサンドウィッチ”を完成させていくドキュメンタリー要素ありのロードムービー。
沖縄の食を支える一次産業の人たちの話が、特に印象的だった。
自然とともに食物を育てることが、何にも代え難い幸せだという。自身が自然と一体となっていて、地に足をつけて生きるってこういうことかと思った。
いや、「地」というより「土」に足をつけている感じ。土中の微生物と人間が共存しているような、その土地との深い結びつきを感じた。
それぞれの作るサンドウィッチがまた味わい深かった。パン一つとっても、食パンや玄米粉パン、オープンサンド、焚き火でのホットサンドなど個性とアイディアが光っていた。
出演者の半分は、私も取材したことのある方々。「あの人らしいな」と思わず頬が緩んで、スクリーン越しに久々の再会を果たした気分だった。
主演の満名さんも、風貌や服装といい、古民家での丁寧な暮らしぶりといい、そのまんまな感じ。脚本はあってないようなもの。そのままの人となりを感じられた。
そして最後にわかる“神様”の意味もよかった。
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今回の映画は、舞台挨拶あり、特製サンドウィッチつきの鑑賞会で。
映画の中の“幸せのサンドウィッチ”とはまた異なる、シアタードーナツのある沖縄市コザのものを使った、満名さん特製のそれがとても美味しかった!
手作りのポークランチョンミートは、少しスパイシーで優しい塩加減。ソースともベストマッチ。他にも卵やら焼いたトマトやら、ピタパンの隅々まで色とりどりの具を味わえて、まさに幸せがパンパンに詰まったサンドウィッチだった。
この映画、来月まで上映されるみたい。世界の映画祭にも続々と出品していくようで、沖縄の食や生活、思いが世界に羽ばたくきっかけとなる。
映画はもちろんオススメだけど、メイドインオキナワの応援のためにも、多くの方に観ていただきたいです。ぜひシアドへ足を運んでください✨
田中えり




