解熱剤を飲まずに37度5分以下の熱が三日続けば、ホテル療養終了で、ホテルから出られる。
発症から十四日経っても熱が下がらず、その時にコロナ罹患のことをブログにつづり、「コロナを治す!」と決意した。
友人たちから愛に溢れたありがたいメッセージを沢山もらって、
その中にあった「こうしたらいいよ」というアドバイス的なものは、全て実践した。「治す!」と決めたからにはと。
• ポカリスエットではなくて、お水を(普段ポカリとか飲まないのだけど、味覚が変になったのもあって、ポカリが1番飲みやすく、いっぱい飲んでた)。
• お水よりもお白湯を。
• 解熱剤はなるべく服用しない。
• 首の後ろや背中を動かす。
• 胸の圧迫痛を軽減させるのに、ベッドの上で座る時間を長くとる。
その他、一日2回から3回、体温や酸素濃度、脈拍、健康状態を記録するんだけど、途中サボってた(看護師さんから電話がかかってきてから測り、記録してなかった)のをしっかり再開したり、ベッドの上で軽いストレッチをしたり、洗面所を軽く掃除したり、朝日を思いっきり浴びたり。
とにかく今を嘆くばかりでなく、意識を前向きにした。
そしたらさ、ブログに書いた次の日から、熱が下がった。昼間は37度程度は出るのだけど、退所基準の37度5分以上に熱が出ることがなくなった。
「病院へ行きたい」との希望は結局、叶わなかったのだけど、病院の治療なくして治すことができた。
そして、昨日、九月十八日(発症から十八日目、ホテル療養十四日目にして)、お陰様で無事、ホテルから退所することができました!!!
本当にありがとうございます!!
これはもちろん、私だけの力じゃない。
ブログに書いてから、どれだけ多くの友人たちから温かいメッセージをもらったか。
どれだけ多くの友人たちに、祈ってもらったか。
ヒーリングをしてもらったか。
中には、SNSで私へのお祈りの声かけをしてくれた友人や、
QX(波動調整機)で長い時間をかけて私の波動を調整してくれた友人、
いいものを沖縄の自宅まで送ってくれた友人、
私の状態を気にかけてくれて、何度もメッセージをくれた友人もいた。
朝のファイヤーセレモニーでは、雅子さんがみんなに声をかけてくれて、みんなでお祈りをしてくれた。
どれだけ沢山の大切な仲間たちが、私の健康を願ってくれたのか!!
どれだけ勇気づけられたかわからない。
どれだけ希望を見せてくれたかわからない。
本当に本当に嬉しくて、ありがたくて、涙出ました。
みんなの力で助けてもらいました。
本当にありがとうございます。
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ホテルを出てからね、老舗のお店へ行って、沖縄そばとぜんざいを食べたんだ。
ぜんざいを口にした時にね、体の中からありがたさがグオーーーって込み上げてきて、1人泣きそうになった。
まだ味覚が半分くらいしか戻ってなくて、甘さをうっすらにしか感じないし、食べれば食べるほど味を感じなくなっていく。
それでも大好きなものを口にできる幸せを、ずっとゆっくり、ジンワリと、噛み締めてたよ。
コロナになって、心身ともにズドーンと落ち込んで、ホテルを出たとは言っても体調は万全じゃなくて、普通の生活ができるようになるには、まだまだ時間がかかると思う。
それに家族の事情で、まだ家には帰れない。他のホテルへ移って、あと2泊は自主隔離をする。
それでも、コロナになって悪い事ばかりじゃない。いいこともちゃんと与えてもらったと思ったよ。
普通に食べられることが、涙がでるほどありがたかった。
みんなから受け止めきれないほどの愛をもらって、希望が見えた。
こんな経験はなかなかできない。
このことを、いつまでも、一生忘れたくないと思ったよ。
コロナは、症状やその度合いも人それぞれで、私より重篤な症状や後遺症に苦しんでいる人、沢山沢山いると思う。
それでも、辛く苦しい面だけを見ないで、希望を探そう、必ず終わりが来ると信じよう、と思うよ。
私もいっぱい落ち込んだ。
家族とも沢山話をしたし、ケンカもした。命がかかってるからこそ、感情剥き出しにして、ぶつかり合った。
感情が大きく揺さぶられた分、今は喜びも幸せも、大きく感じられる。
今まで以上に、ありがたさが身に沁みるし、五感を大きく震わせることができる。
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沖縄そばと、ぜんざいを食べた後、久しぶりに街を散歩したんだ。
波の上宮で参拝してきた。
私達家族をコロナから生還させてくれたお礼と、今コロナの症状や後遺症で苦しんでいる人たちが、少しでも心と体が楽になり、元気になりますように。喜びと幸せに満たされますように。
沖縄はまだ暑くて、少し歩くと滝のように汗が流れた。
2時間外にいたら、もうフラフラ。
それでも、まだ夏が終わってなくて、ほっとした。
世界一大きな蝶、オオゴマダラ
田中えり






