明日9月22 日秋分の日は、


私の3回目の【ソーミンタシヤーレッスン】です!爆笑

(11時〜)



ソーミンタシヤーというのは、

ソーメンチャンプルーのシンプル版。



タシヤーとチャンプルー、色んな説があるみたいだけど、

チャンプルーが沢山の具を入れた混ぜ炒め、

タシヤーはシンプルな具材でただ炒める、というニュアンスがあるそう。








私は、この料理を、

ある有名な沖縄料理店に勤めていた親友から教わったのね。



その彼女に、

私の作っている本「おきなわ家族ごはん」に出て欲しいと、取材をお願いしたところ、


この有名店で出しているソーミンタシヤーを、
選んでくれた。





私は、それまでも何度か
ソーミンタシヤーを食べたことがあった。



でも、正直、あんまりいい印象を持ってなかったんだよね。



だって具がないから!爆笑


(ソーミンタシヤーの材料は、素麺とツナ缶とニラだけ!)



焼きそばでもなんでも、お肉や野菜など具はたっぷりの方がいい!と思い込んでいたからね。


なのに、ソーミンタシヤーときたら、


ツナもニラもごく少量で、

見た目ほぼ素麺だけじゃん!て




美味しいのはわかるんだけど、


なんかなーと思ってたんだよね、



彼女に教わるまでは!!





それがなぜ、私までもがお伝えしたいと思っているのか。


もちろん、

早い、簡単、美味しい!くて、

これ一品覚えておくと、

すごく助かるよ!

忙しいお母さんにはうってつけの便利料理だよ!

というのもあるんだけど。




私の、これまでの思い込みを崩してくれた料理で、

シンプルであることの良さ、を

初めて教えてくれた料理といえるから!



だと思うのよね。




東京にいた頃は、



色んな種類の具が入っていて、

色味も緑や赤や黄色などが入って、目にも鮮やかで、

それが豪華で、

そんな料理がいいと思ってた。





けれど

ソーミンタシヤーは、


無駄なものを削ぎ落として削ぎ落として、


これ以上、何も引けない!


というところまで削ぎ落とした、


究極の引き算料理で




けれど素麺とツナとニラの味の調和がバッチリで、


これ以上、何かを足す必要はない、


という、



必要最小限度の、
絶妙のバランスの上に成り立った料理なんだよね。









しかも、その引き算は、


具材にだけじゃなく、


調理道具にも及んでいてね。


これ以上ないほど、使う道具も少なくて。






でね、



このシンプルさには、


ちゃんと理由があるのも、


素晴らしいと思うんだよね。





それは、

台風で家を出られない時、

物資が到着せず、店にも商品がない時、


家にいつも常備している素麺やツナ缶を使って、


子供もおじいおばあもみんな大好きな料理にしたってこと。



そして沖縄は、

かつては水不足が深刻な問題で、


(今は断水になることはないけど)



洗い物をなるべく減らすことで、

貴重な水を大切に使っていたってこと。





こんな話を彼女から聞いてね。


本当に感動したんだよね。



彼女も言ってたけど


「これぞ、沖縄料理!」


だと思うのね。



沖縄料理とは、

沖縄を支えてきた庶民の、

知恵と工夫に溢れた料理


ってことなんだけどね。


(一方で、王朝時代の豪華で華やかな宮廷料理というのもあるよ!)






私の本の表紙や、

トップバッターのレシピは、


このソーミンタシヤーにしようと思ってるんだ!



それほど私にとっても


思い入れのある料理です。





私は、


沖縄に来て、


こんな話を聞けたから、


沖縄料理というものを知ったから、



その料理の背景とか、歴史みたいなものにも


興味が向くようになった。





そういうの知ってると、



より思い出深くなったり、


その料理をより好きになったりするから。







だからね、


ただメニューや、レシピを紹介するんじゃなくて、


こういう沖縄料理の成り立ちや、背景とかも、


お伝えできたら嬉しいな、と



思っています!







ソーミンタシヤーレッスン
南大東島産ラム、コルコルアグリコールで漬けた特製ラムレーズンのお土産つき!


9月22日【火 秋分の日】
11時〜11時30分
Zoomにて開催

¥2,000(銀行振込)
¥2,300(paypal)


録画参加あり。
レシピデータあり。


ありがたいことに定員になりましたが、
録画参加の方がいらっしゃるので、
あと1.2名、受付できます^ ^






田中えり