性格の悩みをすっきり解決! | サイコセラピスト(心理療法士) 棚田克彦 公式ブログ
こんにちは。
サイコセラピスト 棚田克彦です。
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『性格の悩みをすっきり解決!』って

どこかの本のタイトルか

チラシの宣伝文句のようですが、



そもそも、『性格』って何でしょう?




私は、




「性格とは、

『ある状況において(場面)、

・どのように考え(思考)、

・どのように感じ(感情)、

・どのように振舞うか(行動、あるいは症状)』

という個人的な反応パターンのクセである」




と定義しています。




そして、

さらに重要なことは、




「性格(個人的な反応パターンのクセ)を決めている

おおもとの原因はビリーフ(信念、思い込み)である」




というまぎれもない事実です。




ですから、




「ビリーフを変えれば、性格も変わる」




のです。




実際にビリーフ・チェンジのセッションを

体験された方の中には、

「子どもが好きになった」

「食べ物の好みが変わった」

「服装の好みが変わった」

「異性の好みが変わった」

という方までいらっしゃいます。




巷では、

「性格は変えられないけど、性格の欠点も

見方を変えて長所として活かせばよい」

といったように、

性格のことで悩んでいる人にとっては

何の慰めにもならない主張をしている人や本が

存在していますが、
決して鵜呑みにしてはいけません。




性格は変えられます。




また、標準的なNLP(神経言語プログラミング)のコースでも、

「メタ・プログラムはその人固有のもので、長期間にわたって変わらない」

と教えていますが(http://www.amazon.com/dp/0787234796/
)、
それも大きな間違いです。




メタ・プログラムも変えられます。




「性格やメタ・プログラムは変えられない」と

主張している人たちにその根拠をたずねてみると、

多くの場合、

「いろいろと性格(メタ・プログラム)を変える

努力をしてみたけどできなかった」

といった理由に過ぎません。




しかし、

「やろうとしたけどできなかった」

というのは、

「その人が性格(メタ・プログラム)を変える方法を知らない」

という証明にはなっても、

「性格(メタ・プログラム)は変えられない」

という証明にはなっていません。




また、エニアグラムの信者たちも、

性格は変わらないと信じているようです。




話を元に戻して、




たとえば、

「劣等感が強い人」とは

どのような性格の人でしょうか?




一言で「劣等感が強い人」の性格といっても

具体的な内容は人それぞれで、

たとえば、




「人前でいるときに(場面)、
・『自分が本当はダメな人間であることを

 人に知られてはいけない』と考え(思考)、
・人に『ありのままの自分』を見せることに

 怖さを感じ(感情)、
・人とのコンタクトや責任ある立場の引き受け

 を避ける(行動、あるいは症状)」




という人もいれば、




「人から注目されているときに(場面)、
・『もし人に自分の弱みを知られたら、人は自分の

 ことをダメな奴だと思うに違いない』と考え(思考)、
・『本当は自信がない自分』が人にバレることに恐れを

 感じ(感情)、
・過剰に自信があるフリや、いつも余裕があってまったく

 大丈夫なフリをする(行動、あるいは症状)」




という人もいます。




そして、

上記2つのいずれの「劣等感が強い人」の性格の場合も、

そうした性格を作り出している根本の原因は、




「何かができる自分には価値があるけれども、

ありのままの自分には価値がない」




というリミッティング・ビリーフ(制限的な思い込み)なのです。




ようするに、

「ありのままの自分はダメ」

と心のどこかで信じ込んでいることが

「劣等感の強い性格」

を作り出しているのです。




ですから、

「ありのままの自分はダメ」

というビリーフ(思い込み)が
なくなれば、

当然のことながら、

「劣等感」も感じなくなります。




つまり、性格が変わります。




「ありのままの自分はダメ」と

信じ込んでいる人は、

人から認めてもらったり、

受け入れられる(愛される)ために

必死で努力します。




いつも人の顔色を気にしながら人から気に入られるための行動をしたり、

超難関の試験(資格)に合格することで人から認められようとしたり、

自分の実績や有名人の知り合いを自慢して他人を圧倒しようとしたり、

人から劣等感を悟られないようにワザワザ自信ありげに振舞ってみたり、

といったような無理な生き方を繰り返しています。




以上をまとめると、



・性格とは{場面、思考、感情、行動(症状)}の組み合わせからなる個人的な反応パターンのクセ


・性格を決めているおおもとの原因はビリーフ(信念、思い込み)である


・だから、ビリーフを変えれば、性格も変わる




「性格」に関する真実について、
ご理解いただけましたか?




「第4回サイコセラピー体験講座(2月13日開催)」のテーマは、


『人からどう思われるかが気になって仕方がない性格』


です。




「性格」に関するさらに深いお話をします。



詳細とお申し込みはこちらから。

http://www.tanada-katsuhiko.com/index.php?PsychoTherapySeminar




今日はここまでです。




サイコセラピスト 棚田克彦