とある自主映画のスチール(静止画切り出し?)を見ていたら、
役者が「半笑い」で、わちゃわちゃ芝居している一場面を見かけた。
この自主映画の全部を見たわけではないけれど、
どう見ても油断して半笑いになっているものと見受けられる。
自主制作と言えど気を抜きすぎだろう。
見にくるお客を舐めているのか?
最近は高校生でも、プロの映像作家顔負けの動画を作るし、
実際に高校生たちによる、映画の甲子園的なコンペティションもある。
そういう「誰もが平等な」スタートラインに立てる状況下において、
腑抜けた笑いで、いい年齢のおっさんらが、緊張感のない作品を撮っているのを見ると、情けなくなる。
そんなものが「なんでもありの映像表現」であってなるものか。
撮影や演出、演技は真剣勝負であるべきだろう。そうでないものは、まず、人様に見せるな。
ちなみに、
田中は過去2作品、自主制作映画を撮りましたが、
うちはアットホームかつスーパーホワイトで、
監督もスタッフも演者も家族のような、
なにかとBBQとかカレーパーティーとかしたくなっちゃう、
幸せい~っぱいのチームでしたが、
こと本番で半笑いになれるようなシーンは一度もなかったけどな。
世の中には、あれも「OK」にする自主制作映画チームがあるんだなあ。
悪い意味で世間は広いと感じました。
まあいいさ。
もう3作目は撮らない。
ぜ~ったい撮らないと決めた田中には、関係のない話でヤンス。
写真は過去のスチールから。
※オフショットも含む
主演の紬麦絃羽嬢は、
慣れない演技の中、試行錯誤して、
1時間かけて本物の涙を流すお芝居をしてくれた。
田中映画の中で流してくれた涙は、本物だったわけです。
本物の芝居だけが、観る者の心を動かすことができる。
よく第三作目を期待する声を頂戴しますが、
映画は主演ありき。
イトハ&イブキくらいの熱量がある役者じゃないと、
ちょっと次回作は簡単には作れないなあ。・・・というのが正直なところです。