鳥取側の大山から、倉吉市へ。

標識の前で記念撮影。

 

 

マサ斎藤Tシャツの力強さよ!

 

ちなみにこの写真、80歳のお爺さんに撮ってもらってます。

 

 

前回の日記にも書きましたが、

この2日間は鳥取県に行って来ました。

 

 

これがまた、今までにないような映像の仕事で。

 

 

要点を絞りますと、

 

『80歳を超えて故郷に帰りづらくなった老夫婦のために田中が運転して各地を回りながら撮影して思い出も同時に残していく』撮影の仕事です。

 

なんとなくわかりましたか?

 

 

前からこのブログに書いているように、

田中は個人的に仲良くしているご老人たちが複数人います。

 

きっかけは仕事だったり、ご近所だったりでさまざま。

 

 

田中は女性にモテたことはありませんが、

なぜか御老人や子どもたちからは人気があります。

 

 

 

これが不思議なんですが、

なぜピンポイントで女性からモテず、

それ以外の層から絶大な支持を得るのか!?

 

 

 

まあそれはいいでしょう。

 

 

 

今回は、そんな友だち付き合いをしている老夫婦が、

故郷が鳥取県の東部の山間地域で、

もう10年以上里帰りできていないと。

 

そんなことを去年、3人で鍋を食べた時に言っていたので、

じゃあ田中が車を運転して、各地で撮影しながら実家に戻りましょうよと。

そんなことを提案したのがきっかけでした。

 

 

で、

3人の都合を合わせて、今回6月の半ばに出発。

車の保険もしっかりとかけて、

老人を載せているわけですから、安全運転で広島を発ちました。

 

 

基本は、

故郷鳥取への帰郷ですが、

それ以外にもなかなかできない、老人の遠出。

 

あらゆる道の駅に停まりながら、

美味しいものを食べまくり、1日かけて山の中の村を目指したのです。

 

 

前から言ってますが、鳥取県はほんとに心地よい県。

 

いい空気が流れています。

 

ひともあったかいです。

 

 

今まではテレビの仕事で鳥取入りすることがほとんどでしたが、

今回は極めてプライベートな撮影。

 

なにかノルマに追いかけられるわけでもなく、

2人の老人と、1人の中年が、

ワイワイ言いながら旅を進めます。

 

 

 

もちろん、

車で移動する際も、小型カメラを取り付けて、

道すがらの道中を全記録。

 

ふたりが広島に戻っても、

またDVDを見れば、懐かしいあの景色に浸れるだろうと。

 

80を越えて、次はいつ鳥取入りできるかわかりませんからね、現実問題。

 

 

自分は今までありとあらゆるジャンルの映像の仕事を、

してきたと思いましたが、

今回のような超・プライベートビデオの仕事は初めて!

 

 

老夫婦はお墓参りをして、

親戚の人たちと旧交を温め、

最後は実家があった場所で、たたずんでいました。

その模様は全部田中が、ビデオで、写真で、押さえています。

 

 

2日間の旅を終えて、

広島の街中にある住宅地へと戻った時、

お婆さんに手を合わせて拝まれました。田中が。

 

「あなたが言ってくれなければ、私はもう生きて鳥取へ帰ることはできなかったかもしれません。

ありがとうございますありがとうございます」

 

まるで仏様のように拝まれました。

 

 

決してテレビや映画やユーチューブで流れる映像ではありません。

多くの人が見て、話題になるような作品でもありません。

 

 

それでも、

この先の人生で、この日撮影したビデオや写真が、

広島の片隅で暮らす老夫婦の、

ふるさとを懐かしんで振り返り、

ふたりだけの会話で盛り上がるための何か材料となれば、

映像業者の田中は、これほどまでに幸せなこともないのです。

 

 

こういう映像の仕事もある。

 

できれば、

もっともっと、個人相手の思い出作りに寄与できれば。

なんだか、お客さんに喜んでもらえるのは、心底うれしいですよ。

そんな仕事をして来ました。