昔、ディレクターとして参加していたラジオ番組に、

メッセージの寄稿という形で参加しました。

 

地元のアイドルに向けてのメッセージだったんですが、

ラジオをリアルタイム聴いていて、

客観的に思ったことなんですが、

田中の「上手い事言ってやった」感が出ていて、顔からラー油が出るくらい恥ずかしかったです。

自分の名前が公共の電波に乗ると、アツくなりますね。ああ、恥ずかしい。

 

そしてその後、

真打であるイケメンアナウンサーからのメッセージ紹介で、

アイドルたちがきゃっきゃしていて、

イケメン>そうでない民 の格差を痛感して、なんとも苦しい放送を聴きながら、

日の暮れ始めた夕闇の街を、運転していました。

 

 

 

その後、田中がメッセージを贈った子からお礼のDMが届き、

やっぱり何年経っても義理堅い、素晴らしい人間性の子だと再認識しました。

 

そういう子は、アイドルでも重要なポジションで重用されるし、

どの分野に行っても活躍する人材だと思っています。

 

 

たまにいるんですが、

そういう相互間のお礼のやり取りがまともにできない、

「してもらって当たり前の」子がいるんです。

そういう子はアイドルを辞めてから、

業界の人が手を差し伸べないことが多く、

そのままフェードアウトしていくパターンが多いです。

(今回のこととは関係ないですよ。一応念のため)

「あ、そう ふーん」

で済ませる子と、

関係者に定型文でも何でも、ちゃんと礼が言える子。

小さなひと手間かもしれませんが、そういうところから差がつくんだと思わされます。

よっぽどの場合を除いて、人間「アイドル」の期間より、アイドル以外の方が長いんだから。

 

 

あの頃、自分が関わっていたティーンズたちは、

みんなみんな、いい大人になっていきました。

今でも季節のあいさつや、ちょっとしたメッセージのやり取りで繋がっている子もいれば、

東京や海外に行ったまま、消息が知れない子たちもいます。

そうそう、

中三の時にイベントで出会ったりんりんなんて、

大人になってから、お父さんも交えてプロレスも観に行ったりしたんだから。

一人の少女が、大人になる様をリアルタイムで経過観察してきました。

 

 

 

 

いつか自分のこの先の人生で、

あの時に一緒した10代のみんなと、再会することはあるんだろうか?

 

学校の先生は、こんな時限式の楽しみを、

いくつもいくつも抱えて年月を重ねているのか。いいな、うらやましい。

 

田中も学校の先生ほどではありませんが、

仕事上、何百人ものティーンズたちが、巣立って行ったので、

何年後かのミライにめぐり逢える日が、

とてつもなくうれしい宝くじのようで。

自分の中に書き留めておいた未来ノートは、いつかきっと楽しくて幸せなものになる。

そんな気がします。

 

 

時に兄のような

そして父親のような気持ちで

同じ時間を過ごしたみんなと

いつかどこかで再会することができれば

俺の荒れ果てた人生にも 少しは幸せの花が咲くのかな