とあるショッピングセンターに立ち寄った際、
エスカレーター脇のベンチに座る初老の男性が、
ストロングゼロを片手に、小説の文庫本を読んでいた。
商業施設に居座って、飲酒して読書かよ とか、
確かに今のご時世ツッコミ要素しかないシチュエーションだけど、
不謹慎なのは十分承知の上、
「めちゃくちゃ幸せな老後だな」
と、思ってしまった。
この方が仕事をしているかどうかはわからないけれど、
日がな一日読書と、少しの飲酒にまどろみながら、
残された自分の時間を豊かに緩やかに過ごせるなら。これ以上の幸せはあるだろうか?
・・・・・・なんてことを思いました。
例えば場所を近所の公園とか、
河川敷とか、
あとは・・・テトラポッドの上とか。
誰かに干渉されない自然の中で、
本を読みながら日を過ごせたら。
よく、なんとかの一つ覚えみたいに、
投資系や転職系のエージェントが「早期FIRE」生活を謳って、
お客を募っているのを見ますが。
本当の人生の老後の幸せって、
シンプルに、晴耕雨読な時間を過ごせるかどうかで、
幸せの密度って変わるもんじゃないかなと思っています。
そうだ
こんど試しに、
近所の公園のベンチでプレ老後のまねごとをしてみよう。
半日ばかり、ストロングゼロを片手に読書でもしてみっか!
・・・・・・まあ、休みが当面の間、ないんですけどね。