昨日からの続き。

需要があるとかないとかそんなの関係なし。

今回も女子プロレス『STARDOM(スターダム)』の福山公演について、

じっくり語り尽くします。うりゃ、オイ!

 

 

 

 

今回の『STARDOM』観戦、スターダム自体を初めて見る方を連れて行ったんですが、

①まず、ビジュアルの良さに驚き

②試合内容の高さに満足

していました。

 

そりゃそうだ。

どっちも両立しているからこそ、スターダムは凄い。

どっちかに偏りがちなのに、ここは団体の運営や選手の努力が素直に素晴らしいと思う。

 

 

現在団体のトップである中野たむ選手と、

 

 

パートナーである なつぽい 選手。

 

 

ふたりはCDまで出しましたからね。

令和のビューティーペアブームを作るぞという、団体側の想いも伝わってきます。

 

それに、

こんな二人がプロレスを?というギャップもいいんでしょう。

 

実際会場でお客さんを見ていたら、

女の子からの声援も中野選手となつぽい選手には多く飛んでいました。

ちびっこ女子人気率も高いんです。特に中野選手。

 

 

 

前にどこかのサイトで見たんですが、中野選手は「プリキュア」に通じるものがあるそうで、

小さな子ほど、中野選手を実写版プリキュアとして見る傾向があるのだとか。なるほどね。

 

 

同性からの憧れをもって見られる存在というのは、なにげに難しいテーマで。

おっさん客に媚びた、アイドル全開のレスラーを創り出すのは、そんな難しくないんです。

だけど、そういう子って大体試合内容がしょっぱいんです。

 

 

しかし、中野選手やなつぽい選手の頭一つ抜けているところは、

アスリートとしても能力が突出しているので、ファンを唸らせる動きでちゃんとレスリングができていること。

これで文句を言うのなら、それはもう、ただの天邪鬼です。

両選手の存在自体が、女子プロレスラーの理想形と思うんですが、皆さんはどう思われますか?

 

 

 

 

 

 

また、一部マニアを虜にする、「スターライト・キッド」選手の存在も唯一無二です。

 

 

 

虎の仮面らしきものをかぶった、ほぼ顔の出ている覆面レスラーなのですが、

空中殺法の姿勢が実にイイ。

 

 

また、素なのかキャラクターなのか、

傍若無人で不遜な振る舞いも実にイイ。

 

 

 

 

一部マニアに~と書きましたが、

田中の周りの中高年の男性諸氏は、こぞってキッド選手にメロメロになっています。

 

どうも、あの生意気さがいいのだそうな。

 

う~ん、田中にはわからん。

 

 

ただ、感情表現がものすごく巧い魅せ方をしているなとは思います。

 

 

覆面だと表現の足かせになりそうなものだけど、

声と動きで、観客席の後ろまで伝わる感情のプロレスをできているのは秀逸。

中の人は、小さい時からキッズレスラーとしてキャリアを積んできたので、

ヒールとして悪い立ち回りをしながらも、その実、真面目にお客さんの感情のコントロールを勉強してきたんだなと。

相当真面目で優秀なレスラーですよ、「スターライト・キッド」選手は。

 

 

 

 

 

今回の公演の中で、一番バチバチしていた。最も「闘い」を見せてくれたのが・・・

 

上谷沙弥・星来芽依・AZM・鈴季すずの4選手によるタッグマッチ。

 

 

上谷沙弥選手

 

 

AZM(アズミ)選手

 

 

星来芽依選手

 

 

鈴季すず選手

 

必ずどこにでも映り込むトイレのマークは、

皆さんの心の中の消しゴムツールで消してください。

そういう会場なんです・・・。

 

 

 

まず確実に、近い将来女子プロレス界において

日本を代表するであろう選手になることが間違いない4人。

 

それぞれのプロレス脳、プロレスIQがズバ抜けています。

みんな若いんです。

 

 

 

 

息を呑むハイフライな攻防や、ハードヒットな展開を、

ここ福山という田舎町の興行においても、

手を抜かず、しっかりと戦い抜いてくれました。

時間切れ引き分けの、かなり”観戦コスパ”の高い、攻防。

 

 

 

 

 

プロレスって、格闘エンターテインメントだから、

強さや怒り、闘いを魅せていかないと、そもそもダメなんです。

それがなきゃプロレスごっこに墜ちるんです。

 

彼女たち4人は、田舎町でそこまで普段熱心にプロレスを見ていないお客さんや、

まだプロレスの戦いを充分に理解していない子どもたち客へ、

しっかりと痛くてかっこいい、伝わるレスリングを提供してくれたんじゃないでしょうか?

それくらい濃密で満ち足りた試合でした。

 

強いは、カッコいいんだよ。

 

 

 

こちらの試合も、今後に続く「To be continued」を残した試合。

 

 

うまいな。

こうやってお客さんの興味を、次の興行やペイパービュー放送へ持って行く。

 

 

スターダムという団体が、いかにして人気になりえたか。

少しだけでも伝わりましたでしょうか?

 

さて、このテーマのブログ記事も、まさかの次回へ続きます。

どんだけ1回の興行でこすり倒すのかと言わんばかりに、次回もじっくりコトコト、スターダムについて語り尽くします。

 

 

 

写真はスターダムの巡業バス。

この中にレスラーの皆さんご乗車して、あの町この町、全国津々浦々を回るんですね。

 

 

こんな夢の選手たちが詰まった移動バスが近所に来たら、

テンション爆上がりするわ。