前の日記からの続き。

 

ずーっと計画を温めていた、完全一人による思いのままの一人旅。

水島工業地帯そばのビジネスホテルからの出発です。

 

ちなみにこちらのホテル。

よくある6000円クラスの安いホテルなれど、

食事が充実していたことと、出発の際にはそこまでしてくれるの?という、

従業員のみな様による、お見送りサービスがあったことも記しておきます。

絶対また泊まるんだ。

 

 

 

朝の倉敷市内風景。

 

そうそうコレコレ。

この”初見殺しの用水路”こそ、岡山県だよな。

 

マリオの穴くらい凶悪なヤツ。

 

なんでこれに柵がないのか。

なんでこんな危ないものが県内全域にあるのか。

岡山県最大の謎です。

 

ちなみに25年前、岡山の大学生だった田中は、

4年間で一度穴に吸い込まれた経験があります。真夜中に自転車でね。

残機が残っていたからこそ、今もこうして生きています。

 

 

 

さて、旅は場所を移して「玉島」へ。

 

 

ここは、田中が思う理想中の理想の「みなとまち」。

 

 

誰もいない、朝の玉島市街地を歩く・歩く・歩く

 

言葉はいらないな。

 

後は写真でどうぞ。

 

 

 

 

 

 

 

カメラが1台あれば、1日だって過ごすことができる街。

 

 

 

 

 

 

あ・・・・・・すみません。

うそです。

気取ったことを書きましたが、

カメラは3台持ち歩いて撮影しました。(レンズ交換の手間を省くため)

3台持って行動できるのも、マイクロフォーサーズのいいところ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その街に住んでいる人からすれば、余計なお世話なんでしょうが、

田中はこういう”日の沈みゆく 往時をしのばせる商店街”とか”旧街道筋”に、

ひとなみならぬ興奮を覚えます。

 

玉島の街に足を踏み込んだ時から、

歓喜の身もだえが押さえつけられないほどの、興奮と感動が全身を襲います。

 

 

そこに、かつては存在した熱と

いまはその余韻を想像するしかない、手の届かない寂寥感のようなものが、

さらに風景を愛おしいものへと昇華させます。

 

 

 

だけど、忘れてはいけないのは、

そんな中でも生活している人々が、一生懸命観光客を誘致しようとしたり、

街の中で生活することで、街に命を吹き込んでいる事実です。

 

こういったひとたちがいるからこそ、街は街であり続けられます。

住民の皆さんのおかげで、田中みたいなちょっと噛みの観光客も訪れることができるんです。

 

玉島商店街を維持してくださっている皆さんに、心からの感謝。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昔の玉島商店街と、今の玉島商店街の栄枯盛衰を教えてくれた、

散歩中のおじいさん。

 

 

千鳥の大悟まんまのしゃべりかたをする、味な方でした。

 

「はあ、(商店街は)3分の1しか開いてなあで。あんたもモノ好きじゃの」

 

ガッツリ撮影して回る田中が珍しかったとのこと。

 

 

 

 

完全観光地化していないから、

美観地区みたいな人の流入はしていないってことだよな。

だからこそ、訪れる意味もあるってもんだが、

 

難しい問題で、

「完全版観光地玉島」というものになっていたとしたら、

逆に田中は行ってなかったかな。

 

それだけ今の玉島商店街は、奇跡の状態で現存しているってこと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

凄いなと感心したのは、

『行列ができる飲食店』がけっこうあるんです。

 

田中が見て回っただけでも5店舗ありました。

 

ここでしか食べられないお店があるのは、

この街の底力を感じました。

 

夫婦焼きも並んで待って買ったし、

下記の昼食、「麻婆丼」も開店前の行列に並びました。

 

 

 

商店街のはずれにあった中華屋さん。

 

なにがどうして、開店と同時に満席になりましたが、

よくぞ田中も入れたもんだ。

 

 

そしてまた、こちらのマーボーが芸術的に美しい・美味しい。

 

 

 

旅先でこんなにも素晴らしい昼食に出会えるとは。

旅行先のご飯は当たり率50%と思っているので、

感動もひとしお。

 

 

 

 

玉島街歩きはさらにディープに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いまはもう営業していない飲み屋の、

建物と建物の間に掛かっていたはしご。

 

 

昔はここの上に、従業員が住んでいたのかな。

 

街が賑わっていた頃は、

この階上でどんなひとたちが暮らしていたんだろうかとか。

そんな見たこともない他所の街の記憶に、思いを馳せてみました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

合計5時間くらいいたのかな。

食べるか歩くか写真撮るかしかしていないんだけど、

それでもまだまだ全然足りないと思わせる魅力的な街でした。玉島。

 

 

いい旅は、心身をリフレッシュさせてくれる。

 

今日も笑顔で、明日も、来年も笑顔で一歩前に進める元気が湧いてきた気がします。

ありがとう玉島。また、来ます。