江戸時代は西国街道沿いの、

現在の東区 愛宕町。

 

かつては参勤交代の途中、広島城に向かう最後の休憩地として

この近辺は栄えたそうで。

 

その後も明治時代は青果市場が展開し、

再び町は栄えたそう。

 

 

青果店や総菜屋が多いのは、その時の名残なのかな?

朝・夕ともに、この通りは通勤車でごったがえす。

今でも広島の中心部とベッドタウンを結ぶ道として、

交通の要所になっていることは間違いない。

 

 

そして本題。

 

この通りに、かつての遺構を示す看板があるのだ。

 

 

 

 

 

「我羅我羅橋(がらがらばし)」

 

かつてここには小川が流れており、

そこに架けられた橋が竹製で、

渡るたびにガラガラと音を立てたというので、その名がついたとか。

 

 

今では川自体が埋め立てられており、

この看板がなければ、だれもその存在に気付かないだろう。

 

 

 

昭和40年代くらいまでは川も、コンクリ製の橋もあったというので、

本当に全部埋め立てたんだなあ。

 

 

 

 

だけど、

こうして当時を記録するものが示されて建立していると、

田中みたいな“もの好き”が、調べて、写真に撮って、また記憶の隅に刻んでいく。

 

 

歴史の遺構ってワクワクドキドキしませんか?

 

昔の情景に思いを馳せると、

ああ、ここには今と違う人と人との交流があって、

生活と文化が行き交っていたんだなって。

 

撮影した後の写真を、

家に持ち帰って眺めて、

そこに写ったものを後追いで調べる。

 

こんな時間が好きです。

 

 

仕事では人間を撮ることが多いですけど、

プライベートでは街や風景を撮ることが多いんです。