広島で、学問の神様と言えば・・・
の、尾長天満宮に行ってきました。
別に田中が受験するわけではなく、
ご近所神社巡りの一環で立ち寄っただけなんですがね。
ちょうど今は受験シーズン真っ只中だもんな。
田中が参拝中も、
受験生の親御さんのような方々が、よく参られていました。
意外かもしれませんが、
田中は「受験バカ」でした。
普段の勉強はしないくせに、
高校受験、大学受験の1年前に塾に通いあげて、
受験「だけ」がんばる、一番ダメな勉強の仕方をしています。
こういうリアルバカが、将来学校の勉強が何も活きなくて、
人生で右往左往するんですから、
森高千里ではありませんが、「勉強はしないよりもしておいたほうがいい」というのは本当ですね。
そういったことから、
受験に対する想いは人一倍強かったりします。
今までやってこなかったことを、1年で総まくり。
朝から晩まで勉強漬けという時間は、今考えると非効率この上なかったのですが、
そういう思い出があるからこそ、
昨今の受験生を狙った犯罪やテロ行為というものに、強い怒り、憤りを感じるのです。
どんな犯罪でもそうですが、
犯罪は、努力を積み重ねて真面目に生きてきた無辜の市民を、
一瞬にして地獄に突き落とす卑劣な行為です。
幸せや努力を積み重ねてきた人を巻き込む、卑劣な行為をニュースで見聞きするにつけ、
いたたまれない気持ちになるものです。
最近、他人も一緒に不幸のどん底に突き落とす輩が増えてきたように思え、
何が今の日本人の心の病巣なんだろうなと、考えたりもします。
天満宮の敷地内では、ちらほらと梅の花がつぼみをつけ、
一部では開花もしていました。
こんなに寒いのに!
東風吹かば
匂ひおこせよ梅の花
中三の時だったか、
受験を控えて、最後の追い込みの時、塾の合宿か何かで配られた、
太宰府天満宮の鉛筆に彫ってあった、菅原道真公の句。
中三の冬はとっくに終わったのに、
この句のゴロの良さだけは覚えていて、
毎年梅の花を見るたびに、
「東風吹かば~・・・」と、つぶやいています。
できれば、
もっともっと若い頃に勉強していて、
こんな言葉が多種多様に口から出てくる人生を送りたかったものよと。
43歳のおじさんは嘆いております。
とにかく、
世の受験生みんながんばれ!
いつか振り返った時、一生懸命勉強などに没頭した日々は、
その時はつらくても、その後の人生ではとてもいい思い出に変換されるのだ。